gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

この青空に約束を― 初回特典付き (ネタバレ)

帰ってから再開。
沙衣里→茜。まで完全クリア。
最後の茜シナリオについては、賛否両論あるようだが、個人的には凛奈シナリオで使った逢わせ石が、最後に落ち着くところに落ち着くと言う綺麗にまとまった良い話であった。
クリア後に感想サイトを回ったのだが、否定論の多くが、主人公を「ヘタレ」とか「負け犬」と呼び、茜を余り物扱いしているのだが、こういう評価をする層と、マブラヴ オルタネイティヴ DVD-ROM のタケルをへたれ呼ばわりする層は、かぶっているのではなかろうかと思う。
ゲーム中に主人公に自己を投影しすぎており、主人公が強い挫折や失敗をすれば自分の失敗のように感じられてしまい、その時点でお話への関心や没入が失われ、拒否感から物語を攻撃的に拒絶しているような感じを受けた。
本作の茜シナリオへの分岐は、6人のヒロインの誰とも結ばれなかった末に発生する訳で、つぐみ荘を残そうとする強烈な動機に欠けているという事。
であれば、その後のつぐみ荘喪失と、「みんなの」帰る場所を守れなかった事による落ち込みは当然の反応であり、展開に不自然は無い。
そんな主人公を半年以上にわたり、ちっとも自分に気づかない幼馴染に対して親身に励まし続けた茜のお陰で立ち直り、復活していく流れは、お話として十分綺麗に纏まっており、他のルートに比べて決して劣る訳ではないと思うのだが。
どうも、最近は凹む展開に弱い人たちが増えているのだろうか。
あとは、パルフェとショコラで期待しすぎて、期待はずれだったと言うタイプ。
人間、同じ刺激には耐性が出来るので、同レベルで出しても、低い点になるのだという事くらい理解して欲しいと言うか、好物だからといって同じものばかり食ってたら飽きるって。
確かに、パルフェ超えはしてないと思うけど。
とりあえず、FD期待age。