gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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個性を擁護する古豪ヲタと均質性を重視する新軽ヲタと

この世代間戦争は、かつてのSF斜陽時代の「ハードSF」と「ライトSF」を巡る古典ファンと新興ファンの争いにも似た不毛感が感じられてならない。
既に新しい流れから取り残されているが、知識と理論武装だけはしっかりした古典ファンによって、新しい流れが否定された結果、新興ファンは馬鹿馬鹿しくなり、他のジャンルへと流れ、なーんにも残らなかったあの論争にも似た流れである。*1
古くからのファンが重ねた年齢に応じた老獪な理論武装で、軽佻浮薄な最近の流れを叩き潰し、対する反論は感情論が強い、という経過もよく似ている。
とはいえ、SF小説と違って、古豪ヲタは口は出すけど金は出さないので「(グッズ類も含めた)メインの購買層じゃない」という違いがあるから、アニメが商業で動いている以上、結果は判らないけど、過去からは何も学ばれていないのだろう。とも思う。
どんな分野においても、旧守が新しいものを否定するのは人の業なのかも。
この論争は、加わるより一歩引いて俯瞰して観た方が楽しめるような気がする。

*1:一応、ライトノベルに細々と生き残ったけど、古典ファンにとってライトノベルなんて小説とすら認めないモノだろうし