gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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J-CASTニュース : 唐沢俊一、2度目の無断引用 コピーして順番入れ替え?

本人「自分なりの猟奇事件論を展開した」とコメント
唐沢俊一さん本人も、J-CASTニュースにメールでコメントを寄せ、次のように事情を説明している。
「今回の指摘は指摘として真摯に受け止めたいと思っています。ただし、記事本文を読んでいただければおわかりになりますように、あれはサイト記事を『そのまま』書き写したものではありません。もちろん、あのサイトも(ニュースサイトという性格上)参考にはしていますが、他に海外のサイトなども参照し、あの"事件"の内容を紹介しました。あの連載は(単行本の前書にも書きました通り)さまざまな猟奇事件をあちこちの文献や新聞記事、さらにはネットなどで渉猟し、それを紹介した上で、自分なりの猟奇事件論を展開したものです。論の展開の上で、他の人の論じ到達した内容を私独自の論として語れば、これは問題であると思いますが、事件の紹介としてそのあらましを紹介する場合、元になる事件が同一である場合に、ニュース紹介サイトと類似の表現等が出てくることは避けられない場合があると思います。もちろん、紹介サイトとはいえ、参考にした際にはその旨の表記が必用ではないか、というご意見もおありと思いますが、参考サイトに複数のものがある場合、雑誌掲載などに際しては読者の煩雑やスペースの問題を考え、それらを省略する場合もあります。また、あの事件は今回の原稿中では、落語で言うマクラに相当する部分で、必ずしも深い意味を持ってそのニュースを選んでいるものではありません。そこから本論の村山槐多に話を持っていくためのつなぎの部分であり、テーマの類似から本論へと誘導する部分です。話の流れの中では『こういう事件があったが』という紹介を主にするため、雑多なニュースソースのものが入り交じります」

http://www.j-cast.com/2008/10/08028211.html

とうとう、J-CASTニュースとはいえ、ニュースになってしまった訳なのだが、唐沢俊一の言い訳が酷いので2回目の取り上げ。
ダメだこいつ…。
その『そのまま』じゃなければ、引用元も書かずに内容を丸写しする事が「持論の展開」だと思ってるってことじゃないか。
あと、このニュースタイトルもおかしい。

無断引用という言葉
引用は適法な無断利用の一態様のことなので「無断引用」という言葉はあり得ない[2]。

[2] 北村行夫、雪丸真吾編 『Q&A 引用・転載の実務と著作権法中央経済社、2005年、5頁。ISBN 4-502-92680-9

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E7%94%A8

と言うわけで、

唐沢俊一、2度目の無断転載 コピーして順番入れ替え?

が正しい。
仮に出典を明示していたところで、引用と認められるためには

本項では著作権法で認められる引用(狭義の引用)について記述する。以下のような場合などで行なわれることが多い。

  • 論評などの対象を示す
  • 自分の主張が正しいことを示す
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E7%94%A8

と言う話なので、言い訳の中で「自分なりの猟奇事件論を展開した」と言う部分で、あくまでも引用だと主張したいのだろうが、そもそも「他に海外のサイトなども参照し、あの"事件"の内容を紹介しました。」と言いつつ、
参考:2008-10-08 - 唐沢俊一検証blog
元々が英語記事の同じネタ元だから似通った、というには訳文がそっくりと言うのはおかしくない?
例え同じ文章でも、訳者が違えば訳自体のあらすじは一致しても、文章は違うなんて当たり前なのに。
流石、変態新聞で書評委員なんてやってるだけてあって、モラルもへったくれもねぇな。