NIKKEI NET（日経ネット）：ソフトバンク、個人向け社債を再び発行 600億円程度、９月に

ソフトバンクは９月に個人投資家向けに社債を600億円程度発行する見通しだ。個人向けの起債は６月に次いで今年２回目となる。根強い需要から前回より有利な発行条件で資金調達する。
今回発行する社債の年限は３年で、表面利率は4.5％前後の見通し。払い込みは９月中旬となりそう。主幹事はみずほ証券や大和証券ＳＭＢＣ、野村証券など計５社。
前回の起債は600億円の２年物で表面利率は5.1％。今回は年限が１年長く、表面利率も約0.6％低いが、個人にとっては依然高水準。同社からみれば資金調達コストが下がる。過去の起債の償還に充てるとともに、有利子負債に占める銀行借入比率を下げる狙いもありそうだ。 (16:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090827AT2D2700627082009.html

表面利率だから、年４．５％で、３年満期だと１４．１２％くらいの利息がつく。
前回が「２年物で表面利率は5.1％」と言う事だから、明らかに利息は減り、リスクは上がるという劣化商品。
さて、下がったとはいえ年４．５％というのは、かなりの高利率であり、３年と言う債権としては比較的短期の償還ブツを「社債」として発行する理由は、「その利率で銀行から金を借りられないから」という事に他ならない。(累計借金２兆円だし。日本政府の借金と一緒で保有資産も相当ある※から単純に累計金額だけでヤバイとかマスゴミみたいな事は言わないけれど。※ソフトバンクの総資産が連結で４兆５千億円)
しかも、この社債は無担保。倒産したら即ジャンクである。
正直、自分なら禿の社債を使った自転車操業には、世界同時株安前ならともかく、これから３年も付き合うなんて「無理」としか思えないんだけど、この自転車操業が３年後も続くと考えられる人は、リスクを承知で買えばいいと思うよ。
ちなみに、ドコモだと社債を発行しても個人投資家向け４年物で利率は「１％」くらい。
下手な定期預金より安い利率だが、それでも全て落札されるのだから、ソフトバンクがどのくらいヤバいのか知れるというべきだろう。
加えて言うと、今年の３月に禿は「2014年の借金完済まで大規模な設備投資(借金)しません」と宣言しており、サービス面でドコモやａｕに劣っている状況で、あと５年は今の設備のままらしい。
…それなのに、収益は増資を繰り返してきた今まで同様に上がると予測してるんだぜ…。