ＧＭ、「ハマー」売却 正式合意 : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

【ニューヨーク＝池松洋】米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は９日、傘下の大型スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）ブランド「ハマー」を中国の重機メーカー、四川騰中重工機械に売却することで正式合意したと発表した。中国メーカーが米自動車ブランドを買収するのは初めてで、ＧＭが進めていたブランド縮小はおおむね完了する。
米メディアによると、売却額は約１億５０００万ドル（約１３５億円）でＧＭが当初見込んでいた５億ドルを大きく下回った。四川が株式の８割、残る２割を中国の投資家が保有する。
四川はハマーブランドと販売店網などを引き継ぐ。ＧＭは最長２０１２年６月までハマーの生産を行い、その後は四川が環境対応を進めた新型車を投入する見込みだ。
（2009年10月13日 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20091013-OYT8T00335.htm

これで中国は米軍の「アシ」である高機動車両に関するノウハウを手に入れ、遠く無い未来に「中国が自国開発した高機動車両」が登場するだろう事は間違いない。
しかし、アメリカも馬鹿では無いので、あくまでも売却するのは民生用のハマーであり、米軍御用達のハンヴィーを生産しているＡＭゼネラルはしっかり握ったままであり、軍用のノウハウまでは引き渡さない模様。
まあ、ノウハウと言っても国内異民族相手に常に実戦使用している歩兵装備だから、中国はすぐに自前で何とかすると思うけど。