gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

時事ドットコム:空母艦載機、国産機を採用へ=中国軍出身の政協委員が言明

【香港時事】6日付の中国系香港紙・文匯報によると、北京で開催中の国政助言機関・人民政治協商会議(政協)に出席している人民解放軍出身の政協委員は5日、同軍の空母建造計画に関連して、艦載機は「殲」シリーズの国産機を採用すると言明した。
中国の空母艦載機をめぐっては一部の香港メディアが、既に国産戦闘機「殲15」が開発されたが、性能がより高いスホイ33をロシアから輸入する可能性もあると報じていた。
この委員は「空母を造り、部隊を養成し、これが戦力となるには一定の時間が必要」と指摘。「中国の空母は米国や台湾を相手にしようとするものではなく、自国の海域を守るためだ」と強調した。(2011/03/06-15:06)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011030600085

「国産機を採用」と言うのは、それ以外に手に入る艦載機が無い。というのが実情である。
中国には艦載機開発の経験がある筈も無かったので、ロシア製の「完成版」Su33を数機だけ、それも「選考用に何機かタダで寄越せ」という、コピーする気満々の交渉をしてきたので、ロシアは早々に交渉を打ちきった。
なので中国は仕方なく、ソビエト崩壊のドサクサでウクライナに譲渡されたSu33の「試作機」を買い取り、デッドコピーしたのがJ15である。
オリジナルであるSu33より高性能になる可能性はゼロであり、そもそも艦載機として本当に使い物になるかどうかすら怪しい。
日本にとっては幸いな事に、そんな状況だから、中国の機動艦隊が戦力化されるのは順調に遅延中。
今日も中国は平常運転。