SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1 を使ってみた

中途半端で終わってしまったものの、部屋掃除が進んで風呂が再稼動したので、ついでにこっちもセットアップしようと頑張ってみた。
壁に中継器をつけたので、ベッドのスペースを邪魔しないようにつける事に成功した。
あとは、HDMI切り替え機を買ってきてPS3とPCを切り替えられるようにすれば完成だな。
…と言うわけで、まずはノートPCに繋いで、試してみた。
デュワッ！
と、ベッドバンドストラップを最大限に緩めた上で、メガネの上から装着して、見えやすい位置を探す。そしてその位置を保持するようにベッドバンドストラップを締めるのだが…。
メガネのフレームやら鼻当てが当たって痛い痛い痛い！
かと言って、その位置じゃないと映像がボケる。
また、メガネと顔の密着度が上がってレンズが曇る。
締めすぎたのか、長時間(といっても１０分足らず)で、頭が痛くなる。
…とまあ、メガネを装着したまま視聴する事は、さくっと諦めた。
古くてコーティングが剥げ、度も合っていない古いメガネから、レンズを外して、既に買っておいた両面マジックテープを使い、つけて見た。
メガネを装着していた時には、あちこちフレームが当たって痛かったが、レンズだけつけた場合は全く問題が無い。
また、適度に顔から離れてくれて、レンズ曇りも解消。
…が、PCの文字を読むには歪みと滲みが酷すぎる。
レンズの位置を色々調整してみたのだが、どうしてもPCモニターの代用として使うレベルにはならず、それが度の微妙に合わなくなったレンズのせいなのか、レンズが想定する眼球距離で使っていないが故の問題なのか、そもそも２眼式のモニターで細かい文字を読もうというのが間違いなのかがハッキリしない。(でも、試しで買って１年未満のメガネを解体するのは…ねぇ？)
コンタクトを導入するしかないのか？
とはいえ、動画視聴にはほぼ問題が無い状況には持ち込む事に成功した。
んで、第２期Ｆａｔｅ／Ｚｅｒｏを観る。
…うわ、マジ没入感が半端ない。
ノートＰＣで見ていたときには、散漫で細かい演出を見落としがちだったのに、HMZ-T1だと空戦シーンの細かい演出にも気付くようになる。
動画視聴という観点で、これは間違いなく液晶モニター(ＴＶ)とは一線を画すると思う。
また、寝転がった状態でも視線に対して正しい位置の画像が見える、ので寝ながら視聴が非常にラク。
もうベッドの上で寝ながら視聴がデフォになりそう。
とはいえ、難点もある。
まず、２眼式のモニターなので、視力に左右差が大きく普段から利目で見る癖が付いている自分の場合、疲れる。
また、イヤホンの音がチープ。
設定である程度は改善するらしいが、以前ＳＯＮＹ製の５．１ｃｈワイヤレスヘッドホン(50Kで購入)を使っていたのだが、雲泥の差。
もう１万値段上げてもいいから、もう少しマシなイヤホンはつけられなかったのかと。
もしくは、イヤホン部を取り外して、別途に高めのヘッドホンをつけられるような仕様にしてくれれば良かったのに…。
とまあ、不満点も多いが、たった３０００円でこのおもちゃが手に入ったという事を考えれば、全く問題ないどころか、お釣りが来る。
定価ベース(60K)で考えても、ＳＯＮＹらしい尖った部分を見せつつ、ＳＯＮＹらしくない低価格路線というこのデバイスは、動画趣味があって、多少お金に余裕があるなら、買って損は無いと思う。