gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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2013年、ロシアは超音速ミサイルの発射実験を行う: The Voice of Russia

ロシア国防省は時速5800kmまで速度を高めることができる超音速ミサイルの最初の実戦発射の期限を画定した。それによれば、発射はアストラハン州の発射場で2013年の7月から8月の間に行われる。
プロジェクトは極秘なため、その課題や、ミサイルの戦術的・戦略的性格については、何ら明らかでない。ミサイルの最初の実験は2012年に行われたが、それは実戦的とは言えないものであった。その時の実験では、ミサイルは飛行機から切り離された後、自身の推力で数kmを音速内飛行し、着陸した。
中間段階の発射実験の目的は飛行中のミサイルの操作性を確認すること、また投体(ミサイル)と被投体(飛行機)の相互作用を確認することであった。新たに行われる実験では発射のパラメーターが拡張される。ミサイルはより長距離の飛行を行い、いよいよ超音速で飛行する。そのエンジンは幾つかのギアを持っている。

http://japanese.ruvr.ru/2013_01_15/101043324/

マッハ1が、対地速度1225km/h(340.31m/s、15℃・1気圧)と言われているので、時速5800kmはマッハ4.73。
極超音速に近い、超高速タイプであり、ブラモス(マッハ2.8〜3.0)とも違う、まったく新しいミサイルらしい。
日本のXASM3もマッハ3程度の速度なので、ロシアは相変わらずこの手の電子的なハイテクが絡まない分野では、最先端を走ってるんだなぁ、と感心する。
閑話休題
ロシアの極超音速ミサイルが、何に使われるかはともかく、XASM3は1発3〜4億円と言われる高価な兵器だが、実のところ優秀な対艦ミサイルは、優秀な対レーダーミサイルになりうる。(求められる特性が似通っている為)
自衛隊の縛りを解除していけば、対レーダーミサイルとしての需要も出てくるから、もう少しお安くなるといいなぁ…。