gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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次世代ステルス機T50披露 ロシア最大の国際航空見本市が開幕 - MSN産経ニュース

2年に1度開かれるロシア最大の国際航空見本市「MAKS2013」が27日、モスクワ郊外ジュコフスキーで開幕し、ステルス機能を持つロシアの次世代主力戦闘機T50などがアクロバット飛行を披露した。
T50は同国スホイ社がインドと開発中で、現在は試作段階。超音速の巡航能力を備え、5千キロ以上飛行できる。米国のF22に匹敵する性能を持つとされるが、価格はF22より3割程度安く設定され、プーチン政権は輸出に力を入れる。
開発は予定より数年遅れており、プーチン大統領は4月、同機は2016年に配備を開始すると述べた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130828/erp13082813560005-n1.htm

確か、2年前の初公開ん時もそっくりな記事が出てたような。
関連:ロシア、次世代ステルス機を初公開 インドと共同開発 :日本経済新聞 - gayuu_fujinaの愚草記
中国のステルス機よりは手堅いと思うけど、F22に匹敵とかはかなり胡散臭い。*1
ロシアはソビエト崩壊から15年くらい新規開発が止まってた事もあり、絶えず緩まず開発を続けていたアメリカに比べれば、10年程度は技術が遅れているから。
F22のアメリカ国内調達価格(1億8300万ドル)に比べて、輸出価格が7割だとしたら145億円程度。
機体のみの調達価格89億円、ライフサイクルコスト全体で189億円のF35Aより相当に高額だけど、エンジンは使い捨て(同然の消耗品扱い)のロシア機だから、ライフサイクルコスト全体だと倍以上は堅い。*2
もし、日本輸出価格(1機250億円)の7割だと、175億円。
…そんな超高額戦闘機を買える国って、殆ど無いんじゃないかな…。

*1:ロシア空軍のエロい人は主要性能でF22を上回ると豪語してた http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/20120217/p3 けど、そもそもF22の主要性能が秘匿されている点w

*2:プリンタと一緒で、ロシア機は機体価格を低く抑える代わりに、消耗品のエンジンで儲けるビジネスモデル。だからエンジンをリバースエンジニアリングした中国にマジ切れした