本当に世界征服するときには使わないほうがいいディストピアSFのネタ7選 : Kotaku JAPAN

使わないほうが良いとされる理由が、牽強付会過ぎてワロス。

(前略)
1. 人間と見分けがつかないほどのヒューマノイド
(中略)
人間に似ている何かの姿を通して、人間らしさとは何かを問うこと。人類に「人間性の大切さ」を訴えたいならともかく、ただの道具として使いたいなら、人間の姿に似せるのはやめましょう。デメリットの方がはるかに大きいです。
(後略)

http://www.kotaku.jp/2013/08/7_dystopian_technologies.html

具体的なデメリットが提示されていないし、機械と人間との断絶を描くからややこしい事になるんで、人間と同等の知性と生存権が保障された新人類種として出てくる分には、単なるガジェットで済みそうなんだが。

(前略)
2. 大規模監視ネットワーク
(中略)
この作品を読むと出てくる大きな疑問がひとつ。一体誰がその膨大な情報をチェックしているのか？　多くの人間の行動を逐一もらさず監視するには、それだけ多くの監視員が必要になります。さらにその監視員にも監視員が必要なはず。そしてその監視員の監視員にも...。
(中略)
一番いいのは、人間の脳の動きを完全に把握するデバイスを埋め込むことでしょうか。でもそれができるなら、いっそ脳内ハックしちゃえばいいのに、と思います。
(後略)

http://www.kotaku.jp/2013/08/7_dystopian_technologies.html

なんで人間を人間が監視せんとあかんの？機械に自動監視させれば良いのに。むしろそういう設定の方が多いはずなんだが。
監視社会は、情報化社会の高度化から自然と発生しそうな未来だけど、監視社会が大変だから人間の脳をハックして思考制限する社会なんて、文明が進むほどに凶悪犯罪者相手ですら思考制御なんて許されそうに無いご時勢に、どんな歴史をでっちあげれば実現しうるのか、人権？ナニソレ食えるの？な中国人民軍が世界征服して人間の自由意志を奪った未来とかですか？
ＳＦだからって何でも無茶苦茶な設定つけて良いって訳じゃないぞー

(前略)
4. ゾンビ細菌兵器
(中略)
抵抗する意志や力がなかった人間まで、周りを見境なく襲う凶暴なゾンビになりますよ？　そんなやっかいな大集団をわざわざ作ってどうするの？ ってことで、やめておきましょう。
(後略)

http://www.kotaku.jp/2013/08/7_dystopian_technologies.html

「人間を含む」征服が理由じゃなかったら構わないんちゃう？
最終的に人間だけを駆逐するという観点に於いては、ある程度の理由付けは出来そうなんだけど。

(前略)
6. 遺伝子組み換えで強化された人間
(中略)
SF映画にしばしば登場する、遺伝子を操作して作られた、いわゆる「優れた人間」と、それ以外の人間に二分化された社会。でも実際にそんなことが可能かというと...答えはノーらしいのです。
(中略)
理由は、遺伝子は新しい組み合わせによって何が起こるかわからない、まだまだずーっと未知の領域だから。闇鍋のように自分の好きな物ばかり入れたところで、本当においしい料理ができるかわからないのと一緒です。
(後略)

http://www.kotaku.jp/2013/08/7_dystopian_technologies.html

いや、だからＳＦは「実現可能なガジェットだけを使う」なんて縛りは無いので、「今出来ない」から「使わないほうが良い」というのは、筋が違う。
…なんというか、この記事を書いた人はまともにＳＦを読んだ事があるのか、疑うわ…。