隅田金属日誌(墨田金属日誌) 尖閣そのものには価値はない
この人、戦車不要論で、週刊オブイェクトのJSF氏にTwitter上でボコボコに論破された後に、何故かブログでこっそり反論していた人だっけ?
この記事、「日本にとって経済的な意味」では、島自体には直接的な(経済)価値は殆ど無い。というのは同意できる。
でも、尖閣諸島を領有する事で得られる領海と海底資源には経済的な価値は有るのだから、領海を担保する「島自体にも間接的に大きな価値がある」事は否定できない。
畢竟、価値のある島の領有を軍事力も使って維持する必要があるんだから「軍事的に価値は無い」と断言するのは、間違っていると思う。
そもそも、本当に価値が無いのなら、中国が執拗に領有権を主張している、と言う時点で現実に対して論理が破綻しているし。
たまに、尖閣に価値は無いんだから、平和の為にも中国にくれてやれ。
…と言った意見の人を見かけるけど、そういう人がアラスカ購入について、どう考えているのか聞いてみたいわ。
戦後スキームに於いて、国際的に認められた領土を持っている、と言うことがどれだけ貴重な権利であり、それを寸土であろうと金銭で手放す事すら愚かしいという状況*1なのに、ちょいと脅されてホイホイ渡すとか…。
きっと
(俺にとっては)尖閣なんて価値は無いんだから、(俺にとって価値のある中国の)平和の為にも中国にくれてやれ。
という意味なんだろうから、深い考えなんて微塵も無いんだろうけど。