”中国版イージス艦”が稼動…ズムウォルト級に匹敵するレールガン搭載駆逐艦も開発へ : 大艦巨砲主義！

真面目な話、中国の軍事技術は、歪な発展具合で、個別の要素ではアメリカに匹敵する分野もあるものの、「総合的な技術統合」というソフトウェア的な分野になると、１世代以上遅れているのが現実。
自称中華イージスは、要素で見ると「アクティブフェイズドアレイレーダー」と「垂直発射ミサイル」と、イージス艦に似ているけれど、イージス艦がイージス艦なのは、イージスシステムを搭載しているからで、個艦防衛システムがどれだけ優れていようとも、ソビエトの飽和攻撃から空母を守る為に構築されたイージスシステムのようなパフォーマンスを発揮できるはずも無い。*1
…そもそも、中国は艦載用レーダーを日本の漁船用レーダーで代用するくらい基礎技術で劣っている状況で、最新レーダー技術で日米に匹敵する性能を自称されても、胡散臭いとしか…。
まあ、「中国が主張する性能」を基準に、日本は防衛力を強化する必要はあると思うけど。
ちなみに、フェイズドアレイレーダーに電力を食われすぎて困ってる自称中華イージスが、電力をバカ食いするレールガン搭載とか、朝鮮並の「盛りすぎ自爆ワロタ」になるんじゃないかと…。

中国はすでに日本が1隻の戦闘艦を作る間に、
中国は2〜3隻の高度な戦闘艦を展開することが可能です。

http://military38.com/archives/34279514.html

そりゃ、実体として日本の２から５倍の軍事費使ってるんだから、日本の２から３倍のペースで装備更新してても不思議じゃないし。
いずもが起工から進水まで１年半で済む状況を考えれば、本気で金を出して艦の増産に励めば、日本も中国と変わらないペースで艦を揃えるのは可能だけど、金の無駄だからやらないだけ。
問題は、乗員の育成の方だろう。
ぶっちゃけ、２割がカナヅチで、４割が５分も泳げない韓国海軍同様に、陸軍国家である中国海軍の質的な成熟度は、レーダー照射やらヘリの危険飛行とかを見る限り、日清戦争時代と大差ないレベルじゃないかね…。
実際、例の試験空母を外洋で試験した時、乗員の半分が船酔いになったとか*2。
そもそも、前大戦から冷戦期の遺物である制式空母を今更揃えるとか言ってる時点で、思考が前近代的。

*1:一応、戦術データリンクシステムを搭載しているらしいが、コピー元であるイージスシステムを中国は入手していないので、劣化以前の類似品以上には成り得ない

*2:http://blog.livedoor.jp/gurigurimawasu/archives/25102639.html