gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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スホーイ社、社長 「中国向けSu-35にはF-22に匹敵するエンジンとレーダーを搭載する」 : 大艦巨砲主義!

引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1401236460/
1:キャプテンシステムρφ ★@\(^o^)/:2014/05/28(水) 09:21:00.88 ID:???0.net
2014年2月12日、ロシアは空軍に12機のSu-35を納入しました。
スホーイ社のミハイル・ポゴシャン社長は交渉が停滞している言われる中国へのSu-35の販売について、「中国への輸出モデルは117Sベクトルエンジンとフェイズドアレイレーダーを搭載する必要がある」と述べました。
ロシアの117Sは推力ベクトル制御が可能な戦闘機用エンジンであり、米国のF-22ラプターに搭載されるエンジンよりも高性能だとされています。
またフェイズドアレイレーダーは同じくF-22のレーダーに匹敵する性能を持ち、電磁妨害環境下においては優れた抗干渉能力を保持しています。
ポゴシャン社長はSu-35はF-22に挑戦する能力を持っていることを強調しています。
http://mil.news.sina.com.cn/2014-05-27/1750781666.html

http://military38.com/archives/38357717.html

現在公開されているロシア側の情報が正しいなら、モンキーモデルじゃないSu35は、実際にF22を越える探知距離の新型PESAを搭載しているし、三次元推力変更ノズルを搭載した大推力エンジンは、従来機とは一線を画する運動性を持ち、二次元推力変更ノズルのF22に比べて、高い格闘戦能力を持ちうるだろう。
その意味で、「F22に挑戦する能力持っている」と言える。
…んが、所詮は4.5世代機なんで非ステルスだから、相互の探知距離が「桁違い」
F22は搭載レーダーのスペック通りに250kmの距離でSu35を探知できるし、射程100kmのAMRAAMでファーストルック・ファーストシュート・ファーストキルが可能。
対してSu35の新型PESAが誇る探知距離450kmと言うのは、実はロシアの公称だとRCS3m2で400km、10cm2で90kmである。
なおF22のRCSは1cm2くらい。F35でも3.5cm2しか無いので、1ケタ違うF22相手の探知距離は90kmより大幅に少ない事は間違いなく、むしろ短距離ミサイルの射程まで近づいても、F35を探知できれば御の字だろうとしか。
つまり、Su35がF22とガチンコした場合、F22がAMRAAMを打ち尽くして機関砲しか武装が無く、それでもSu35と空戦を望んだ場合に限り、「F22に挑戦する」事が出来る。
まあ、F22がどんだけ怪物なのか、という話なんだけど。
そもそも、なんでF22のレーダー探知距離が250kmかと言えば、自ら発信したレーダー波による被探知を避ける為に低出力でやってるからであり、ロシア製の新型PESAのように力任せに出力をUPさせる方向性とは全く異なるレーダーだからなのだ。
余談だけど、F22の搭載レーダーを参考に開発されたF35のレーダーは、最大探知距離は180km程度だが、ステルス性を考慮した4.5世代機では標準的なRCS1m2程度の相手でも150kmで探知可能である。
つまり、ロシアのような力技ではない方法で、対ステルス機の探知を行っている訳で、多分F35自身を相手にしても、実用的な探知距離を保持していると思われる。
さらに余談だけど、ロシアのステルス機T50に搭載予定のレーダーは、Su35のレーダーと異なり、対ステルス機用の探知モードがあるっポイ。
閑話休題(それはさておき)
ウクライナ問題が無ければ、ロシアも虎の子のSu35を、コピーする気満々の中国にフルスペックで売らずに済んだのに…つくづく、オバマが同盟国ですらないウクライナの問題に首を突っ込んだおかげで、アジアがより困難な状態になったと言う酷いオチ。
オバマはさっさと退陣してくれないかなぁ。