不正B-CASカード販売者に、損害賠償3億2,590万円の全額支払い判決。民事訴訟第一審 - AV Watch
有料放送を無料で視聴できるように不正改ざんしたB-CASカードを第三者に販売した3人に対し、有料放送事業者のスカパーJSATとスターチャンネル、WOWOWの3社が提起していた民事訴訟の第一審判決が5月29日に言い渡された。被告の3人に対し、損害請求額3億2,590万9,127円の全額支払いの判決が下された。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140529_650877.html
被告の男性3人(埼玉県在住の男性2人と、福島県で服役中の男性1人)は、不正にデータを書き換えたB-CASカードをインターネット経由で5,000枚以上販売したとして、2013年11月に不正競争防止法違反の罪で有罪判決が確定している。この3人に対し、スカパーJSATら3社は2月20日に損害賠償の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起していた。
判りやすい見せしめ訴訟だけど、そもそもB-CASシステムをデジタルコンテンツの限定受信システムとして販売していたB-CAS社のセキュリティの甘さ(バックドアの存在)が生んだ事件であり、むしろB-CAS社を相手に訴訟すべき事案のように思うのだが。
…まあ、天下り利権団体であるB-CAS社の責任追及なんて、絶対やらないだろうけれど。