結・なんか はてなから記事の削除依頼が来た
改めて言っておくけど、罪を償った犯罪者の社会復帰を邪魔して喜ぶ趣味は無いから、元犯罪者の個人情報が載った新聞記事引用箇所に対する削除依頼自体については、全く異存がないし、実際に言われたとおり、すぐに削除している。
ただ、問題と感じたのは、削除に応じた後の「個人情報足りえない情報」と、文責すらない、「他人の文章」による合わせ技で個人情報に至る「可能性」を理由に追加の削除依頼を出してきた点であって、はてなに対して、説明を求めていたのだが、結局まともな回答が返ってこなかった。
曰く
現状で記載されている情報によって個人の特定には至らないため、
削除に応じられないとのご意見をいただいており、弊社としてそれを否定する
理由もございませんので、削除対応が完了しているものとして取り扱います。
おいおい、
単体では個人情報とはなりませんが、
今回のようなケースでは、他の報道記事と合わせることにより個人の特定に至る
可能性があり、明らかにプライバシー侵害に相当しないと断定することができません。
といって削除依頼してきたのは、あなた方の方だろうに。
ダブルスタンダードですか？と思ったら…
尚、今後、この情報により個人の特定に至る状況であるとして、再度削除の
申し立てがありました際には、あらためてこの箇所に対しての意見照会を
行う可能性がありますことを、あらかじめご了承ください。
という訳で、結局は「文責もない全く無関係な記事との合わせ技で個人の特定したら削除な」という特殊ルールの否定はしていないようである。
「大阪の大学」と「大学院生」という属性を持った人間が、一体どれだけいると思ってるんだろ。
大阪の大学だけで５５校あって、各大学に１００人と仮定して３０年あれば１６万５千人ほど該当するわけで。
この母集団から個人を特定しうる情報なんて、そのものズバリの「氏名」＋「年齢」とか、「氏名」＋「電話番号」とか「住所」くらいで、そうした情報は、もうそれだけで個人を特定しうる情報と言える。
削除依頼は、こちらではなく、その情報を出しているサイトに対して行うのが筋だろう。
なんとも日本人らしいことに「とりあえず面倒なことがあったら何も考えず
残念だけど、これでまた削除依頼が来るようなら、はてなからの撤退も考えるべきかもしれない。
はてなユーザーのエントリを守るより、声の大きい無理筋を通すことを優先されるのでは、いちゃもんで勝手に記事を消されたり、アカウントを止められてしまうかもしれないし。
