揚陸作戦での民間輸送船の活用と機動揚陸プラットフォーム（MLP） : 週刊オブイェクト

中国が初参加した件のリムパックで、機動揚陸プラットフォーム「モンフォード・ポイント」がＬＣＡＣ運用した写真が話題になって居るとか。
機動揚陸プラットフォームとはなんぞや、と思ったら、非常に判りやすい説明で、この艦種がなんで必要で、どういう時に有効なのかが良く判った。
…でも、これってかなり脆弱だよね。
ＭＬＰってのは移動できるメガフロートみたいな艦*1で、昔、沖縄の基地移転に際してメガフロート案が出た時には、メガフロートの脆弱性が問題視されたように、この艦も魚雷やミサイルに対する防御能力は低そうだし、でかい分、沈んだ時の損害も半端無い点もメガフロートと同じ。
戦力に余裕があり、水中防御戦に自信のある米軍でもなきゃ思いついても実行できないタイプの発想だと思う。
日本の場合、専守防衛なんでこうした大規模揚陸装備は必要ないから、想定する必要のないＩＦだけど、仮に日本がこんな艦を装備したら、空母を守るより大変な事になりそう。

*1:メガフロートよりは喫水も深いし、広さも程ほどではあるが