フィリピン大統領、潜水艦隊の調達を検討 南シナ海問題で : 大艦巨砲主義！
【3月30日 AFP】フィリピンのベニグノ・アキノ（Benigno Aquino）大統領は30日、領有権をめぐって複数の国が対立する南シナ海（South China Sea）における自国の海域を守るために、同国初となる潜水艦隊の調達・運用を行う可能性があると示唆した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3082298
貧困にあえぐフィリピンは今まで一度も潜水艦を運用したことがなく、これまでは米軍払い下げの艦艇に大きく頼ってきた。だが、中国の軍備拡張に対応するため、フィリピンも最近は国防費を増やしている。
南シナ海をめぐってはフィリピン、ベトナム、マレーシア、台湾、ブルネイなどがそれぞれ異なる領有権を主張しており、また中国は南シナ海のほぼ全域に対する領有権を主張している。
アキノ大統領は、中国が領有権の主張に強制的に成功してしまえば、フィリピンは自国西岸の全域の支配を失うことになると語った。(c)AFP
マジレスすると、中国とフィリピンやベトナムと言ったＡＳＥＡＮ構成国は、既に戦力比較が出来ない程に軍事力に差がついてるから、中途半端に航空機や水上艦を多少増やしても瞬殺されるだけ。
唯一、非対称戦で戦力になる潜水艦が、中国に対抗できる戦力になる。*1
だから、ベトナムの様に、ここまで危機が表面化する前に、さっさと自前で潜水艦隊を準備するぐらいの先見の明があったならともかく、泥縄で今更の軍拡開始。
ハッキリ言って間に合わない。
運用するだけの人員も技術も無いのに、クレクレする事だけは一人前のフィリピンは、まともな装備調達にならないと思う。
賭けても良いけど、その内に「(金が無いから)韓国の潜水艦買います」とか言い出すんじゃないかと。
アメリカから中古のＦ１６を安く買えるチャンスを反米精神から蹴って、Ｔ５０なんて欠陥機を練習機を兼ねたマルチロール機だ！なんて大喜びで飛びつくレベルだもん。
そもそもの話、ＡＳＥＡＮをさっさと軍事同盟に格上げして、中国の圧力に対抗できるように育てておくべきだったのに、中国に切り崩されてまとまり切れなかった時点で、今の惨状は確定していたとも言えるのだが。
