北朝鮮の弾道ミサイルに安倍政権“お笑い退避マニュアル” | 日刊ゲンダイDIGITAL
(前略)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204233
大体、安倍首相は「総理大臣はいかなる事態にあっても、国民の命を守る責任がある」なんて威勢のいいことを言っているが、これは大ウソだ。
「内閣官房国民保護ポータルサイト」の〈弾道ミサイル落下時の行動について〉というコーナーに、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合の「退避マニュアル」が載っているのだが、これがあまりにひどい内容なのだ。
〈弾道ミサイルは、発射から極めて短時間で着弾します。ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は、Jアラートを活用して、防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流す〉とあり、メッセージが流れた場合、〈直ちに〉取る行動として〈近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する〉〈近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る〉〈できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する〉なんて書いてあるのだが、あまりに現実離れしている。軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。「発射された北朝鮮の弾道ミサイルが日本に着弾するまで8〜10分。発射情報は米軍経由で日本側に届くため、Jアラートが警報を鳴らすのは早くても5分後。つまり、国民が行動する時間は3分しかありません。内閣府のポータルサイトには避難施設も出ていますが、東京都だけでPDFで60ページ。これでは避難施設を探している間にミサイルが落ちてきますよ。それにサリンやVXガスの場合、空気より比重が重いため、政府の言うとおりに地下街などに逃げ込んだら即アウト。(退避マニュアルは)オソマツ過ぎます」
安倍が叫ぶ「万全の態勢」なんて、しょせんはこの程度である。
お粗末なのは、お前らの頭だよ。
この状況は、マスメディアの極端な反戦を通り越して平和ボケ脳が、70年以上に亘って、まともな国防の議論を出来ない状態に国民を思想統制していたのが根本原因なのだが。
もし、冷戦期真っ只中の40年前に、まともな核防護に関する議論が出来て、バブルが崩壊する前に、シェルター施設をつくる議論がしっかりされていれば、今の状況よりはずっとマシだった事は間違いない。
全て、マスゴミが、政府が紛争に関わるような議論を「しようとしただけ」でフルボッコにして、議論以前の状態にしていたからなのに。
まず、マスコミは、過去100年の己の行状を再確認し、恥を知って欲しいね。