タイがこっそり中国製潜水艦を購入、日本製から切り替え―独メディア - Record China

2017年4月25日、独国際放送ドイチェ・ヴェレによると、タイ軍事政権報道官は24日、18日の閣議承認を経て中国製潜水艦を購入したと発表した。閣議での承認はこれまで公表されておらず、軍政が「こっそり」購入していたことが明らかになった。参考消息網が伝えた。
計画では計3隻購入し、今回が1隻目となる。1隻あたり135億バーツ（約430億円）。タイ海軍報道官によると、同軍が現在所有する潜水艦4隻はいずれも日本製。しかし、すでに運用開始から60年たっており「国の海洋利益を守るためにも、新しい潜水艦の購入が必要だった」としている。報道官は「タイ国民には安心してほしい。今回買った潜水艦は買う価値があるものだ」としている。（翻訳・編集/大宮）

http://www.recordchina.co.jp/b176322-s0-c10.html

日本が潜水艦を輸出していた実績があるのか！
と逆に驚いた。
調べてみると、太平洋戦争前に、三菱重工業が「マッチャーヌ級潜水艦」を４隻建造して輸出しており、これは日本唯一の輸出潜水艦実績であると言う。
んで、マッチャーヌ級潜水艦は１９５１年に退役。
…既に「所有していない」んだから、「日本製から切り替え」じゃないやん。
余談だけど、中国のタイへの潜水艦輸出は、１隻４３０億円と、全然安くない。
この値段は、ドイツの２０９型潜水艦の輸出価格３億ドルより高いぐらい。
ではなぜ、タイは中国の潜水艦を選んだのかと言うと、タイ政府は中国にかなり汚染されてて、海軍自体は既に導入されている中国製艦船の劣悪な出来に不満有りまくりで、ドイツの潜水艦を希望し、何度か政府の決定である中国制導入を蹴っている。
それでもなお、中国製を購入したのは、タイの軍事政権が、中国との連携を強化したいと言う、外交的な理由が一番になる。
まあ、中国はロシアの潜水艦技術を良く盗み、通常動力潜に関しては、ほぼ同レベルのコピーを作れるまでになっているから、価格が安いなら、決して悪くない選択ではあった。
…でも、実際は、ロシアよりもドイツよりも高いんじゃねぇ…。
足元見られてるがな。