gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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エマ・ワトソンが国連スピーチで語ったこと。「なぜ、フェミニズムは不快な言葉になってしまったのでしょうか?」

(前略)
6ヶ月前にUN Women親善大使に選任されました。フェミニズムについて語れば語るほど、女性の権利を主張することが男性嫌悪に繋がってしまうことが問題であるとひしひしと感じています。この現象を終わらせ、世の中の意識を変える必要があります。
実際、フェミニズムは「男性も女性も平等の権利と機会を持つべきという信念、そして性別による政治的、経済的そして社会的平等の理論」という定義なのです。
(後略)

https://www.buzzfeed.com/jp/eimiyamamitsu/emma-watson-heforshe-speech?utm_term=.tuXOVV3Y9Y#.bnOp55J0b0

答えは簡単。
男女平等では無く、女性優遇を求める運動に堕しているから。
フェミニズムを男女同権運動だと理解している人にとって「男性と同等の権利が欲しいだけ」と考え、何でわかって貰えないのか、と嘆く気持ちは判る。
「同じ仕事で男性より低い賃金」なのは差別だと思うし、「選挙権を含む認められている権利を、性差を理由に邪魔される」のは人権の侵害だとも思う。
しかし、現実に欧米のフェミニズムがやっている事は、「能力や適性を考えず、ただ数値目標としての平等」を推進しているだけで、結果的に不公平、男性差別を生んでいる場合が割と多い。
例えば、女性が「同じ仕事」と思っている事には、実際には男性にしか振り分けられていない辛い仕事が隠れていたりするし、性差の都合で「男性と全く同じ働きが出来ていない」事は非常に多い。
にも拘らず、女性は権利として同等の報酬を求め、男がそれならと、きつい仕事を振り分けようとすると、それは拒否するし、男の仕事だと言い放つ。
ぶっちゃけ、フェミニズムの最大にして唯一の敵は、権利だけ主張して、「平等」の意味を解さない女性なのだ。
もちろん、過去の革命運動が示すように、既得権益を打ち壊す際には、一時的に反動的なせめぎ合いが発生するのは判るんだけど、行き過ぎて、味方となるべき理性的な男性すら敵に回しつつある現状のフェミニズムは、一旦投げ捨てた方が良いんじゃないかとすら思うよ。