棄権してほしいのは“今回の”選挙だけ？――東浩紀の反選挙思想｜しんかい37（山川賢一）｜note

(前略)
批評家の東浩紀が、「積極的棄権の声を集める」という署名活動をはじめた。「人々に棄権を薦めるような言動をするなんて、とんでもない！」と批判の声があがるいっぽう、現時点で東のもとには5000人の署名が集まってもいる。
(中略)
選挙は無意味なお祭りである、という考えが、10年を隔てたこのふたつの文章で共通している。すると東は、たんに「2017年秋の総選挙」に怒っているだけではなく、もともと選挙は無意味だという考えをもっており、今回の件に乗じてそれを表に出したのではないだろうか。
東は今回の選挙が「民主主義を破壊している」といい、自分は民主主義の大切さを理解しているがゆえに、あえて「棄権」署名を行ったのだというポーズをとっている。もし、東がもとから選挙に批判的な考えの持ち主であったなら、このポーズは信頼できない。
(中略)
ようするに、東はニコニコ動画のコメントを無意識の垂れ流しと考えているらしい。よって、ニコニコ風コメントで議員に圧力をかければ、無意識を政治に反映したことになる、といいたいようだ。
あまりにしょうもない主張なので、がっくり来た読者もいると思う。
(中略)
東が今回「積極的棄権」を訴えたのは、この反選挙思想がふたたび浮上したためかもしれない。東はもともと、自分の真意をあいまいにしつつ、もっともらしくみせる文才に長けた人物だ。今回の署名呼びかけでも、安倍の衆議院解散に反感をもつ人々が、つい乗せられかねない程度には、巧妙な言い回しを選んでいる。しかし、本記事で紹介した過去の発言をふまえれば、彼の主張がいかに無責任なものか、よくわかるのではないだろうか。

https://note.mu/shinkai35/n/n74d0b1add88a

東浩紀なるゴミは、迷惑なゴミという結論でＦＡ。
根本的な話、民主国家に於ける「棄権」および「白票」ってのは、選挙に対する不満の表明なんかでは無く、選挙結果に対する「全面的な白紙委任状」。
という理解が共有されていないのがおかしい。
こんなん、自分は小学生の頃には理解していた常識なんだが、どうにも理解できない成人した池沼さん達が、５０００人も居るらしい。
更に言えば、「白票」ならまだ、投票率や世代別投票率の押し上げに使われるので、同世代の真っ当な国民様に対して、最低限の面目を保てるのだが、「棄権」は本当に価値がマイナスしか無い。
投票率は下がり、浮動票が減って固定的な票田を持つ二世・三世議員が有利になり、世代別投票率が下がるので、その世代の発言力が低下する。
そんな愚行を熱心に勧めるってのは、あれだ。今の政治に心の底から満足してて、不平不満が無く、今の体制が永久に続いてほしい、と考えている人達なのだろう。
わし、安倍の保守政治について、基本的には賛成の立場だけど、細かいレベルでは色々と不満もあるから、ちゃんと選挙に行って、少しでも自分の思想に近い候補に投票して来るわ。
「棄権」する連中は、そのまま、耳を塞ぎ、目を瞑り、布団をかぶって、おしあわせにー。