gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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弾道ミサイル防衛は多層であるべきか(JSF) - 個人 - Yahoo!ニュース

ミサイル防衛(MD)は、弾道ミサイルの飛翔経路であるブースト段階、ミッドコース段階、ターミナル段階のそれぞれに適した迎撃システムを組み合わせ多層防御を行うとされています。しかしそれは絶対ではありません。
(後略)

https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20171020-00077134/

良記事なので、結論である冒頭以外は、引用するより自分で読んできた方が良いと思うので引用せず。
最新のMDに関する知見が得られると思う。
閑話休題(それはさておき)
究極的には、弾道ミサイルをぶっ放す側より、迎撃する側がより多くの費用と資源を必要としている時点で、戦争兵器としては筋が悪いMDシステムではあるが、これがお互いに核兵器弾道ミサイルを持って居る場合に限り、意味が出てくる。
例えるなら、核の相互確証破壊を、互いに銃を向け合った状態とすると、MDは防弾チョッキに相当する。
銃を持ち防弾チョッキを着た兵士と、銃しか持たない兵士が殺し合いをした場合、どちらが生き残り、どちらが死にやすいか。
言うまでも無い。
核を持たない日本では、MDはほんの少し生き延びる為に莫大な金を使った道楽でしかないが、核を持ったアメリカにとってMDは、ロシアに対する圧倒的アドバンテージとなる。
だから、ロシアは日本のMDには通り一遍の文句しか言わないけど、核保有国の英仏が居る欧州MDには「配備したら戦争だゴルァ」とまで威嚇した訳である。
日本が核武装する為には、色々と越えなければならないハードルが多いんだけど、本気で戦争したくないなら、日本の核武装は、避けて通れないし、むしろ核武装していない今の方が、日中戦争になりやすい状態である、と言う事を理解すべきだと思う。