クローズアップ２０１７：「スパコン超え」国産コンピューター 「量子」命名に異論 集積回路、従来のまま - 毎日新聞

「世界最大規模の国産量子コンピューター」とのキャッチフレーズで発表された計算装置に対し、共同研究者からも「量子コンピューターではない」との異論が出ている。内閣府と科学技術振興機構（ＪＳＴ）の予算で、ＮＴＴや国立情報学研究所（ＮＩＩ）、東京大の産官学が参加した大型プロジェクト。背景には、すぐに目に見える成果を求められる国主導の研究開発事情が見え隠れする。【酒造唯、須田桃子、阿部周一】
(後略)

https://mainichi.jp/articles/20171210/ddm/003/040/045000c

そもそも、今現在、「量子コンピューター」の定義が存在していない。
世界初の実用「量子コンピューター」と銘打たれた「Ｄ−Ｗａｖｅ」だって、発表当初から疑問符が付けられていたが、その実証が進んで「量子コンピューターと言えるだろう」と認められたのが３年後の話である。
だから、研究者によって「量子コンピューターと認める範囲」が違う訳で、言葉だけが先行してしまう結果になりやすいのは、政治家と官僚とマスコミがアホだから、と言う一言に尽きる。
結局、素晴らしい技術や成果が出ても、「判りやすい言葉」じゃないと理解できないし、理解する能力が無いくせに、「理解しないと金は出せない」と脅すから、研究者は金の為に事実を捻じ曲げざるを得なくなる。
こないだのスパコン研究で逮捕者が出たのもそうだけど、日本は金を動かす権力を持つ連中が、致命的に働き者な無能で、情実判断で大金が動いていた時代の方が、よっぽどマシな研究が出来ていた、と言うアレな現実が酷い。