gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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2020年には10億台のスマホで顔認証技術が導入か〜Counterpoint調べ - iPhone Mania

AppleSamsungに牽引され、スマートフォンメーカーによるデバイスへの顔認証技術の導入が進み、2020年には10億台のスマホで顔を使ったロック解除が可能になると予想されています。
顔認証はスマホ業界の標準機能に?
Counterpointの調査によれば、顔認証技術が今後スマホメーカーの間で新しい業界標準になるとのことです。
(中略)
2020年のスマホに搭載された顔認証システムのうち、3Dセンサリングを用いるものは約60%にとどまるとナイヤ氏は続けています。3Dセンサーにより収集されたデータは拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などに役立てられるとのことです。
(中略)
顔認証技術にブライバシーの問題はつきものですが、一般的にユーザーはセキュリティよりも利便性を選ぶといわれています。
(中略)
指紋認証は直接デバイスを見る必要がなく、スマホをポケットやバッグから取り出している最中にロック解除することもできる」とリチャードソン氏は指紋認証の顔認証に対する優位性について述べています。
顔認証が2020年には10億台のスマホで導入されるといっても、指紋認証もまだ健在で、2018年には10億台以上の指紋認証搭載スマホが出荷されるとみられています。

https://iphone-mania.jp/news-202501/

正直、顔認証システムが大規模に情報収集するのは、あんまり好ましくないと思っている。
まず、顔認証の誤認率。2D認証だと、写真とか印刷物でも騙せる点。
また、3D顔認証も、認証に使われる要素を補完すれば、割と騙せる点。
何より、中国の様に「顔認証情報が国家に共有されるリスク」という物を考えるべき。
中国では、顔認証・追跡システムを空港などの交通要所に設置し、内乱防止・スパイ対策に利用している。
防諜・治安だけに使われるならともかく、この顔認証・追跡システムが安価に独裁政権国家などに広がれば、国民の弾圧がとても捗り、独裁政権は長期安定化するだろう。
日本や欧米と言った「人権などの綺麗事を取り繕える」、余裕のある国になら、こうしたシステムが普及しても、悪用はされ辛いが、現実に隣国では民族弾圧や内乱抑止に力を発揮しており、着実に実績を上げている。
平和な国では「一般的にユーザーはセキュリティよりも利便性」だけれど、独裁政権によって国が破壊されるなんてのは、案外簡単な事を、我々はジンバブエベネズエラで理解していなくてはならない。
つまり、余程の利益があるならともかく、指紋認証で十分なのに、独裁政権に便利な道具なんてものは、喜んで迎え入れるべきではないのだ。
この辺、中国の貪欲な先進技術の導入と成果に目が眩んでいるが、かの国では人権とかプライバシーとかより、国益が優先される共産独裁国家だって事は、忘れちゃいかんと思うのよ。