米朝首脳会談、車で入れる道路１本だけの島で : 国際 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

【ワシントン＝大木聖馬、シンガポール＝田中洋一郎】米ホワイトハウスのサンダース報道官は５日、ツイッターで、シンガポールで１２日に予定されているトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談が、南部セントーサ島の高級ホテル「カペラ・シンガポール」で開催されることを明らかにした。
島に車で乗り入れるアクセス道路は１か所しかなく、警備のしやすさなどから選ばれたとみられる。
同ホテルにはこれまでに米国の先遣隊も宿泊。５日にはシンガポール政府が島全域とアクセス道路などを「米朝首脳会談に関する特別行事区域」に指定していた。警察当局は、同ホテルを含む区域中心部で警戒を強化するとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20180606-OYT1T50025.html

実のところ、首脳会談で金正恩(人造人間19号)の本体の位置が露呈するってのは、途轍もないリスクだったりする。
米韓が北朝鮮で斬首作戦をするにあたり、最大の問題となったのは、その位置情報が得られない事にある。
逆に言えば、首脳会談の「後」に、不慮の事故で金正恩(人造人間19号)が死んでしまえば、後継者が居ない「金一族体制」は、崩壊する。
北朝鮮が権力争いの末に内部分裂すれば、アメリカは韓国を経由して、核放棄を呑む勢力を支援すれば良く、多分、中国との代理戦争が北朝鮮で勃発する事になる。
当然、国家総動員体制で作り上げていたような、弾道ミサイルや核兵器を増産する余力なんてある筈も無くなり、結果的に、アメリカは実質的な「北朝鮮の核放棄」を実現できるかもしれない。
その場合、アメリカが軍を派遣する必要すらないかもしれない。
…まあ、そう上手く行くとは限らないが、金正恩(人造人間19号)さえ殺せば、体制が崩壊する北朝鮮という現実は変わらないので、今までの「お上品なアメリカ」とか「エエかっこしぃのオバマ」が相手なら、まるで心配する必要が無かった、「暗殺」というリスクを越えて、本当に米朝首脳会談が実現するのか、楽しみである。