ASUS、「ZenFone 5Z」を6月15日発売 - ケータイ Watch
ASUS JAPANは、「ZenFone 5Z(ZS620KL)」を6月15日に発売する。価格は6万9800円(税抜)。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1127294.html
同端末は、画面アスペクト比が19:9、2246×1080ドットの6.2インチSuper IPS+液晶ディスプレイ、背面にAIシーン分析を備えたデュアルカメラを搭載する。「ZenFone 5(ZE620KL)」とはチップセットやストレージなどが異なる。5Zに搭載されるチップセットはSnapdragon 845でストレージは128GB。
発売されるカラー・型番は、「ZS620KL-BK128S6(シャイニーブラック)」と「ZS620KL-SL128S6(スペースシルバー」。
当初の予定通りで全く変更なし。
発売後の値下げ具合にもよるかなぁ。
この定価だと、5K足してSIMフリーのXperia XZ2を買った方が、捗っちゃうから。
ただまあ、上手く行けど7月にXZ2 Premiumが出る可能性もある。
当初の情報だと日本ローカル専用機と言う噂だったXZ2 Premiumが、蓋を開けてみたらグローバル版もやっぱり出そう、と言うオチになっており、発売日と価格によっては、そっちを狙った方が良いかも。
項目 | Xperia XZ2 | Xperia XZ2 Premium | ZenFone 5Z |
---|---|---|---|
OS | Android 8.0 | Android 8.0 | Android 8.0 |
SoC | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 |
RAM | 4G | 6G | 6G |
内蔵メモリ | 64GB | 64GB | 128GB |
外部メモリ | microSDXC | microSDXC | microSDXC |
バッテリー容量 | 3060 mAh | 3400 mAh | 3300 mAh |
画面サイズ | 5.7 inc | 5.8 inc | 6.2 inc |
解像度 | 2160x1080 | 3840x2160 | 2246x1080 |
液晶バネル | トリルミナス ディスプレイ | トリルミナス ディスプレイ | Super IPS+液晶 |
背面カメラ画素数 | 1920 万画素 | 1920 万画素 | 1200 万画素 |
前面カメラ画素数 | 500 万画素 | 1320 万画素 | 800 万画素 |
耐水・防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 | - |
幅x高さx厚み | 72x153x11.1 | 80x158x11.9 | 75.6x153x7.7 |
重量 | 198 g | 200g超過 | 165 g |
軽くスペックを並べてみれば判るが、メモリなどの実用的なスペックではZenFone 5Zは手堅く優れており、狭ベゼル、全画面化といった、iPhoneX追随と言える中華スマホの流行りを押さえている点でも、見た目の点で新規性は高いのが良い点。
対してXperiaは、今回のデザイン変更で、イヤホン廃止、指紋認証を背面に移動、武骨な従来のイメージから、丸みを帯びたデザインとなり、その癖に、狭ベゼルや全画面化といった流行りのデザイン変更はスルーしており、中途半端と言う印象が強く出てしまったのと、カメラについても、ダブルレンズは見送りでカメラモジュールもXZ Premiumと同等と言う、進化も中途半端、と言う、なんというか優柔不断な印象が強い全体構成になってしまった。
結果的に、発売前の事前イメージはボロクソだった。
発売後には、手堅い作りの実機は、「思ったよりは良かった」と持ち直したけれど、性能的にはSoC以外はXZ Premiumに部分的に追いついただけ、というひとつ前の最高級機というスペックに留まる。
そして…ダブルレンズを投入したXZ2 Premiumだが、こちらも最新のカメラモジュール搭載は見送られ、XZ Premiumの正常進化ではあるが、大きな目玉は無い。
安易なiPhoneX追随をしていない点は評価できるが、ダブルカメラと狭ベゼルと言った、業界全体の方向性位は取り入れても良かった筈で、ハッキリ言ってしまえば、実に「面白くない仕上がり」と言えるだろう。