gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

サイバー警察 IT知識不足で誤った家宅捜査する 供述調書書き換えなど杜撰な捜査も - Togetter

割と昔から、日本警察のサイバーなんちゃら課が無能の巣窟である事は理解していたのだが、こうして実例を詳しく書かれると、暗澹たる気持ちになる。
まず、未だにIPの一致だけで犯人と決め付け捜査する暴挙がまかり通っている事。
6年前の遠隔操作事件で、何も学ばなかったのだろうか。
そして、この記事から判るのが、警察も良く判っていない上に、警察の暴走を止めるべき司法、裁判所も良く判っていない為に、家宅捜索と言う、一般刑事事件なら、もっと慎重に発行されている令状が、ロクな証拠も無しに気軽に発行されていると言う、恐ろしい現実だった。
警察内部でIT捜査能力が持てないっつーなら、ITセキュリティ企業…いっそシマンテック辺りにアウトソーシングすれば良いんじゃないかと。
それが嫌なら、ITセキュリティ企業を参考に人材確保と捜査研究の専門部署を作るべきだ。
科学警察研究所があるのに、IT専従の研究部署を作る、と言うそれだけの事が、インターネット犯罪の誕生から20年以上経って、何でできないのか?
警察官僚の意志決定能力の欠如か、組織的欠陥を疑いたい。
ちなみに、笑える話だが、科学警察研究所には、情報科学第一研究室から第三研究室まであるが、ITに一切関係が無い。
つか、ポリグラフとか筆跡とか声紋とか、一体何十年前からの研究を未だにやってるのか、と問いたい。
中国が顔認識技術で、犯罪者が公共交通機関を使えば三〇分で捕まえられるシステム作ってるのに、警察は未だに盗難自転車の番号照会ですら、イチイチ無線で本署に問い合わせしてるんだぜ…。
バーコードリーダーとスマホでその場チェックできるアプリなんか、簡単に作れそうなんじゃが。
なんというか、警察組織の動脈硬化寸前レベルの硬直化と非効率とか、何とかしてほしいわ…。