gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

ファーウェイ、10月16日にHUAWEI Mate 20シリーズ発表を予告 - 週刊アスキー

ファーウェイは、次期フラグシップモデル「HUAWEI Mate 20」シリーズを、10月18日(現地時間)にロンドンで発表することを公開した。
SoCには最新の「HUAWEI Kirin 980」を採用。さらに進化したNPU(Neural-network Processing Unit)により、AI性能が強化されるほか、5Gモデムとの組み合わせも可能としている。

https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/418/418714/

NPUを除けばSnapdragon835と同世代のKirin970は微妙だったが、プロセスルールから新しくなったKirin980は、Snapdragon845に比べて、グラフィックスコアで同等、それ以外では2〜3割以上の性能向上が見込まれており、Snapdragon845の2割UPとされるSnapdragon855と比べても遜色無いか、少し上を見込める高性能SoCだ。
Snapdragon855はAppleのA11とほぼ同等の性能らしいので、Kirin980もそれに準じる、と言う事である。
つまり、現時点でサムスンはファーウェイとハイエンド競争に於いて、優位点は有機EL液晶のエッジディスプレイしかなく、それすらも普通に部品として販売している上に、中国や台湾、日本でも有機EL液晶のラインが稼働し始めているので、「最高性能のAndroid機」の座を、譲る直前にある。
もし、高コスパで押して来られたら、サムスンに勝ち目はないだろう。
…とは言え、北米市場ではファーウェイとZTEが締め出されたので、すぐに没落はしないだろうけど。
更に言うと、来月にも発売される新型iPhoneのA12で突き放される公算が高く、純粋に高性能なスマホを求めるなら、Androidではなく、iPhoneという時代が来てしまった。
まあ、SoCを除けば、相変わらず化石の様に保守的なハード構成なので、頭でっかち、の感はあるが。
Snapdragonは汎用SoCであり、どうしても広く売る為に「サイズを小さくする事が要求仕様」的な所があるのだが、SoCサイズが自由なAppleやファーウェイのような、独自SoCに比べると、どうしても性能の向上には限度がある。
それを加味しても、ノート用CPUとはいえCorei7に迫る性能を叩き出すA11が異常なんだけど、それを越えてくるだろうA12のスコアは、ちょっと恐ろしくもある。
とりま、SIMフリーの格安スマホとして、Kirin980搭載機が5万台なら、お買い得度は凄まじいレベルだと思う。
しかし、P20proが10万円台だった事を考えると、Mate20Proは12万越えする可能性が高く、廉価版ハイエンドのP20は7万円だったので、Mate20の廉価版も同価格帯になる可能性は高い。
12万なら、ほとんど最新のiPhoneと変わらない価格帯だし、7万ならハイエンドの下の方に引っかかるお値段になる上に、iPhone8が買えるお値段。
中華スマホ、韓国スマホが嫌いで、Androidじゃなくても良いと言う人なら、普通にiPhoneを勧めてしまう現状は、やっぱり不健全と言うか、選択肢が無いという事実に、日本はスマホに関しては貧しくなったとしみじみ思う。
なお、わい氏、SonyかHTCかAsusをギリギリまで使っていく所存。
一時期は、ファーウェイの高コスパに惹かれていたけれど、最近は別に安くないので。
というか、2年に1回買い換えるオモチャに、12万は出せないよなぁ。