gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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北海道で停電も 消防庁は「火災の恐れあるためロウソク使わないで」 - ライブドアニュース

(後略)

http://news.livedoor.com/article/detail/15268311/

そういえば、震災の後、ツイッターライフハック的な情報として、ツナ缶を使った蝋燭を紹介して居たりするアホが居たが、それでなくてもIHの普及で「直接火を扱った事が無い子供たち」が増えつつある。
IH普及前の世代は、台所やお風呂などで、ガスによる火や、ストーブなどによって、直接火を扱い、その危険性と扱い方を、親から学んできた。
しかし、風呂釜を操作して直接点火するような古い設備は、よっぽど古いアパートでもなければ見当たらなくなり、ガス台も安全装置が多重に組み込まれて安全になり、そもそもIHが導入されていれば、見える場所で火が燃える所を見る機会すらない。
親世代も、そこまで安全になれば、子供にいちいち火の扱いの注意もしなくなる。
結果として、火の扱い方を知らない子供世代が増加しているのだ。
困った事に、この断絶を、火の扱い方を知る世代が気付いていない。
だから、ツイッターなどでは「全員が火の扱いを最低限知ってると思ってる世代の人」が、「善意でライフハックを公開」するが、結果としてそれが「SNSを最も扱う若い世代」つまり「火の扱い方を知らない世代」に拡散して、「危険な情報」になってしまう。
この場合、誰が悪いかと言えば、無駄に年食ってる側が気を付けるべき話なので、若者側には罪は無い。
だから、災害時に危険な無駄知識を拡散するアホは、情報リテラシーの欠如を晒しているので、「余計な事スンナ」という、消防庁の情報の方が、正しく素晴らしい訳である。