gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「単純な仕事はAIに奪われる」というけど「高度だと思っている仕事ほどAIに置きかわるかもよ」と思ってしまう→「医者や弁護士が消えそう」「最後に残るのは洗濯たたみ」という意見 - Togetter

それこそ、こんな「単純な話」ではないだろうけれど、コンピューターが得意とするタイプの「複雑さ」でメシを食ってる上流工程の仕事が、AIに置き換えられるってのは、あるだろう。
銀行で与信関係の人が大幅にリストラされているのは、そーいう話だし。
ついでに言うなら、日本の「裁判」では「判例と過去の量刑」が最も重視されているが、これこそ今のAI(機械学習)の得意とする分野に超合致する。
弁護士はともかく、裁判官のサポートAI辺りからAI活用がスタートして、いつの間にかサポートAIの求刑が、裁判結果との一致率が99%超えた辺りで、裁判官不要論が出ても不思議には思わない。
なお「法律家の仕事は、最後まで人間にしかできない、機械には正義感が無いから」という関係者のツーイトがあったが、現実にヤクザや反社に与する法曹関係者は居るし、被告に不利な証拠を握り潰す弁護士とか検察とか枚挙の暇がないし、法曹関係者が集まれば、自衛隊違憲連呼と憲法改正拒否の政治活動と言うオチでは、法律家の仕事は今すぐAIに任せた方がマシと言いう気がする。
個人的には、特殊な専門職より、合理的な判断を必要とすべき「経営者」こそ、AIの方が向いてるんじゃないかと思ってる。
高額な年俸を必要とする雇われ社長をクビにして、AIに社長業を委託する資本家、みたいな。
閑話休題(それはさておき)
医者に関しては、患者が持つステータスが膨大で、何より個人差と言う厄介な「ゆらぎ」がある*1ので、当面はAIが、「医者に診てもらう前の」問診とかをサポートして患者を適当な専門科に振り分け出来るようになって、医者を助けられる存在になれたらいいな、と言うぐらいの期待しかない。
手術とかは、よっぽど定型で行ける術式でもない限り、当面は無理じゃないかなー…。

*1:法律家もそうだ、という意見があるが、法律文章として定められている部分が決まっている以上、設問も有限で定数的になるんだから、医療とは比べるまでも無くパターンは有限