gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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最近の10〜20代は欲しい情報を都度、検索しない。若年層の中で流行っている情報収集術とは?|モバイルマーケティング研究所|モジュールアップス – ModuleApps

(前略)
若年層が行っている情報収集術とは?
スマートフォンユーザー情報行動調査の分析をもとに、10〜20代のいわゆる「スマホ・ネイティブ世代」から広がる新たな情報行動を「情報引き寄せ」と名付けて紹介した。
従来は、欲しかった情報を見つける際、その都度、検索サイトでキーワードを入力して情報を探していたわけだが、「情報引き寄せ」とは、わざわざ検索をしなくても、自然と情報が集まるようにすることを意味する。
(中略)
1つは、とりあえず「ためる」方法。写真にとって保存したり、気になったページをスクショで保存したり、SNS情報も保存するといった行動である。
(中略)
2つ目は、自然に「たまるようにする」方法。SNSで「いいね」や「フォロー」して情報がたまるようにしたり、自分が見た・購入した履歴を見て情報活用したりする方法である。情報収集なのに何で「いいね」するのだろうと思った人も多いのではないか?
先ほどインタビューに登場したYさんは、「いいね」は「自分にいいね」を行っているという。一般的に「いいね」するのは、あなたの情報に共感したという理由で行うものである。
スマホ・ネイティブの中に、いま増えているのがアルゴリズムをうまく利用し、自分にとって興味のある情報の最新が常に更新されて自然と表示されるようにする情報収集の知恵であるという。
(中略)
自分の興味あるものをスマホに教え込んでいるという意識が直感的にあって、相手の投稿であれ、企業の広告であれ、自分に有益なものは平等にタップしている。
(後略)

https://moduleapps.com/mobile-marketing/13916rpt/

2番目のって、単にターゲティング広告に自分から当たりに行ってるだけで、広告費を掛けている情報は集まっても、広告費を掛けていないマイナーな情報は出てこないので、「情報収集術」というより「広告被弾術」だろうとしか。
1番目の方法にしても、TLやたまたま行き会った情報をピン止めしているだけなので、所謂バズっている情報にしか当たらない。
「誰もが知っている情報」か「誰かが広めたい情報」しか得られない方法を「情報収集術」と呼んで居る事に、違和感しか感じられないんだけど。
SNSの繋がりを利用して、集合知を束ね、一段上の広く深い情報にアクセスできる、という(事を目指した)仕組みなら、わし知ってる。
人力はてなやん(爆)
そっかー、はてなは、未来を先取りしすぎてたんだな(棒)
冗談はさておき、知りたい事の「的確な検索ワードを選ぶ技術」という観点で、突出して上手い人達と、下手な大部分の人達との間に、ものすごく深い断絶を感じる時がある。
下手な人達は、含意の多い言葉を使うので、検索結果が綺麗に収束しないし、せめて検索結果から「次の検索ワード」を探して精度を上げればいいのに、トップの検索結果をチラ見して、「ハズレだ」と調べる事を止めてしまう。
そんな感じだから、そもそも下手な人達は、検索自体を普段からしない。
多分、「情報引き寄せ」している人達の内の何割かは、単に「情報の検索を上手くできない」から、自分にできる方法として、この手段を仕方なく使っているだけなのではないか、と個人的には思っている。
もちろん、情報検索が得意な上で、SNS間のクチコミ情報も上手く「情報引き寄せ」できるインフルエンサーが居る事も理解しているけど、レアだからインフルエンサーとして活躍している訳で。