iPhone XR、実質SE化した「iPhone 8」がライバルに──増産中止報道 - Engadget 日本版

アップルがiPhone XRの増産を取りやめたというニュースが入ってきた。
iPhone XRは、超高価なiPhone XSに対し、唯一常識的な価格帯の新iPhoneであり（それでも高価だが）、売れ筋として期待されていた。一方日本経済新聞によると、アップルはiPhone XRの増産を取りやめ、逆にiPhone 8 / 8 Plusを増産しているという。
いざ実機に触れてみると、iPhone XRは文句なしに完成度の高い端末だ。画面サイズはiPhone XSとXS Maxの中間...　というよりはXS Maxに近く、大画面で視認性は抜群。表示も綺麗だし、程よい厚みで手にフィットする。カメラも単眼だが、2眼のXSシリーズとの差はあまり感じない。カラバリも豊富だ。
ただし、あと2万8000円（約3万円）出せば、憧れの「iPhone XS」が手に入ることを考えると、XRの立ち位置がわからなくなってくる。
(中略)
あえて下位モデルのXRを狙う層は、新しいもの好きのアーリーアダプタというよりは、同じiPhoneを3年・4年と使い続ける層だろう。
(中略)
それ以上に気がかりなのが、実質iPhone SE化した「iPhone 8」の存在だ。iPhone XSの登場でSEがラインナップから姿を消したことで、iPhone 8が最もコンパクトなiPhoneになった。使い慣れたホームボタンも搭載し、何より価格は6万7000円とXRよりさらに安い。
(後略)

https://japanese.engadget.com/2018/11/05/iphone-xr-se-iphone-8/

売る前の時点で、８とＸＲが競合しているなんて自明だったのに、発売直後に生産調整とか、アホなのか？
てっきり、ＸＲで８の需要を奪うため、８は市場在庫を売り切ってさっさとロットアップし、全面的にホームボタンを廃する方向に舵を切ったと思っていたのに、今更追加生産とか、思い切りが悪すぎる。
この辺りの引け腰具合が、「そのままでいてくれてありがとう」なんて言われる新味の無い今年のｉＰｈｏｎｅに繋がったのかね？
個人的には、１年落ちでＳｏＣ性能に差が付いた８を買うぐらいなら、足してＸＲを買うけど、画面がデカいＸＳ Ｍａｘならともかく、ＸＳは不要だけど、ＸＳ Ｍａｘは高すぎる…という立ち位置かなぁ。
あと、ＳＥに関して。
デカくてパワフルで大量生産、というアメ車的な方向なら、アメリカ人も得意だし、開発に金も掛からんけど、コンパクトで高性能、その為に専用部品から開発…という方向性は、日本人的な性質が必要なのに、日本メーカーはスマホからほぼ全面撤退中の上、コンパクトである事に対する需要も小さいんだから、仕方ねーべ。
多分、あと２年もすると完全にスマホはコモディティ化して、差別化が出来なくなってくるだろうから、そこからの差別化の方向性の一つとしての、コンパクト化が打ち出されるまでは、今のように周辺機能の高性能化ぐらいしか自慢する事が無いスマホが続くと思う。
そしてその頃には、国がバックについてるような大企業以外は、ローエンドからミドルエンド以外からは駆逐されてると思う。