gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中距離核全廃条約、崩壊の公算=米猶予もロシアの順守悲観:時事ドットコム

【ワシントン時事】ポンペオ米国務長官が4日、60日以内に「完全かつ検証可能な形」で中距離核戦力(INF)全廃条約を順守するようロシアに対応を迫った。応じない場合は「米国は義務の履行を停止する」と破棄へ進む方針を表明。「執行猶予」を与えた形だが、ロシアが順守する可能性は低く、条約は崩壊する公算が大きい。
「片方だけが順守する2国間条約はもはや合意ではなく、ただの自制だ」。ポンペオ氏はブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構NATO)外相理事会後の記者会見でこう主張した。米政府関係者は「ロシアが軍事的必要性に迫られてミサイルを配備した以上、それを廃棄する可能性はほぼ皆無だ」と悲観する。
国務省によると、米国は2014年、ロシアがINF条約に抵触する地上配備型巡航ミサイルを実験していると初めて公表した。その後、専門家や高官級協議でミサイル開発に関与した企業名などの情報を示し、幾度も条約違反を指摘。だが、ロシアは一貫して否定し、逆に米国が違反していると批判してきた。
今回の「最後通告」は、米国が条約に縛られる一方、ロシアが違反を犯し、条約に縛られない中国が軍備拡張を続けていることに対する米政権の強い不満の表れとみられる。(2018/12/05-17:43)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018120500458&g=int

「片方だけが順守する2国間条約はもはや合意ではなく、ただの自制だ」
いーい台詞ですな。
朝鮮人の腐った脳みそでは理解不能かもしれないけれど。*1
閑話休題(それはさておき)
アメリカのINF破棄について、ロシア国防省が「ロシアが対抗措置を取る際には、米国の領土ではなく、米国の中距離ミサイルシステムが配備された国々が攻撃の対象となっていく」と脅しを加えたようだが、そもそもロシアがINFを無視して欧州向けに中距離核戦力を再配備したから、欧州が困ってるわげで、その欧州にアメリカの核戦力が置かれたとして、生じるのは核の均衡であり、無ければ一方的にロシアから核恫喝を受ける立場なんだから、脅しにもなっていない話。
ちなみに、ロシアの中距離核戦力は日本にも届くものだが、中距離核戦力は主に「大量の敵陸上戦力を吹き飛ばす為」の戦術核なので、島国で揚陸能力も無ければ、陸上戦力も乏しい日本に使われる可能性は低く、それ故に日本にはニュークリアシェアリングが無いので、日本にアメリカの中距離核戦力が置かれる可能性は、あまり高くない。
これは韓国も同様なのだが、韓国が「アメリカの核配備を熱望」する場合は、しれっと置く可能性はある。

*1:ちなみに、アメリカがこの件でロシアを制裁してないのは、既にロシアには別件で可能な限りの経済制裁している最中だから、打てる手が乏しい為。日韓関係の様に幾らでも手が撃てる状態なら、とっくに制裁スタートしてるレベル。それに、韓国がやらかしている国交条約の一方的破棄ってほど酷い話でも無いし