旧型F-15を米に売却検討 最新鋭F-35導入の原資に - FNN.jpプライムオンライン

政府が、航空自衛隊のF-15戦闘機の一部について、アメリカに売却する検討を始めたことがわかった
防衛省は、航空自衛隊のF-15戦闘機について、電子戦などに対応するための改修を進めてきた。
一方で、政府が改修できない旧型のF-15戦闘機をアメリカに売却したうえで、最新鋭のF-35ステルス戦闘機の追加導入に向けた、原資に充てる検討を始めたことがわかった。
実現すれば、日本の中古戦闘機の売却として初めての事例になる。
政府は、旧型機の売却を実現し、増え続ける防衛予算への批判の声を緩和したい考え。

https://www.fnn.jp/posts/00408416CX

正直な所、塩漬け米国債で払わせて欲しいわ。
塩漬け米国債払いで、Ｆ３５とバージニア級売ってくれるなら、多分１０兆円分ぐらいは切り崩しても文句言われない気がする。
そもそも、アメリカでもＦ１５Ｃ／Ｄのアップグレードが見送られて居るのに、日本からＰｒｅ−ＭＳＩＰ機なんて砂漠に転がしておくぐらいしか価値の無いＦ１５を１００機も買って貰えるのか、不思議な位。
まあ、今となっては中国のＪ１１に、互角条件の空戦では微塵も勝ち目のない*1上に、改修も出来ない旧型Ｆ１５を抱えている位なら、僅かなりでも金になる方がマシかもしれんけど。
問題があるとすると、Ｆ３５は純粋な制空戦闘機ではなく、今現時点ではステルス性能で最強の一角にあるけれど、ステルスと言う優位点を除いてしまえば、Ｆ１６と大差ない空戦力しか無い訳で、中露が本格的に対ステルス戦闘機を配備させるようになった時、どこまで質的優位を保てるのか、という辺りか。
Ｆ１５が３０年以上前の機体にも拘らず、レーダーを載せ替えたり、改造したりする余裕があるのは、腐ってもハイ機として贅沢に作られているからで、小さな機体に盛り込みすぎて、そうした余裕に乏しいＦ３５は、陳腐化したら、改造して何とかなる余地は少なそうなので。

*1:改修済みのＦ１５やＦ２、Ｆ３５による中間誘導を前提としたミサイルキャリアーとしてなら勝ち目がある