gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本の捕鯨について -Togetter

この手の意見が出てくる事は、日本が商業捕鯨を停止する時から懸念されてた。
供給が断たれて、需要が減り続け、時間経過とともに捕鯨再開を主張するデメリットが大きくなった時に、日本人からも反対論が出てくるだろう、と。
まずこの問題は、コメントでも指摘されているけれど、反捕鯨が人種差別だったという出発点を忘れてはいかんのですよ。
有色人種で唯一の列強国にして、敗戦国だった日本が、たった四半世紀でオリンピックを開催し、経済大国として再発展した事は、白人の人種的優越を信じる白人たちにとって非常に都合が悪かった。
その為、白人の金持ちたちが、日本文化を「野蛮」と否定する事で、うっぷん晴らしをし始めたのが、反捕鯨のスタートになる。
だから、日本が「調査してファクトを積み上げる」という科学的手法で対しているのに、反捕鯨国はファクトではなく感情で反捕鯨をし続けているので、日本としては「もう付き合い切れない」となった。
この流れを無視して、「捕鯨なんてメリットが無いのに」と否定するのは、全く的外れなのだ。
ぶっちゃけ、今更捕鯨を再開しても、日本の排他的経済水域内だけでしか捕鯨出来ないし、既に捕鯨用の母船や設備が破棄されて久しいので、大規模な捕鯨はそもそも出来ない。
しかし、人種差別という理由で始まった、科学的根拠すらない「禁止継続」を、唯々諾々と守り続ける理由もまた無いと、示す事は、主権国家として当然の権利である事を忘れ、「白人様がキショいと言うならジャップは止めろ」とか言い出す自称・名誉白人は、日本には要らないのだ。