gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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世界各国が第6世代戦闘機を開発、韓国の課題は「競争力の確保」|レコードチャイナ

世界各国が第6世代戦闘機を開発、韓国の課題は「競争力の確保」|レコードチャイナ

韓国・世界日報は2019年2月20日付で「最先端戦闘機開発『合従連衡』開始…韓国は?」と題する記事を掲載した。
記事はまず、第6世代戦闘機開発を目指す世界各国の動向を紹介。欧州では「合従連衡」の共同開発が、日中では独自の開発プロジェクトが進められているとした。韓国も2015年12月に戦闘機「KF‐X」の開発に着手し、設計作業と構成品開発を経て2021年4月に試製機の出庫を予定しているという。
(中略)
記事は一方で、「問題はKF‐Xが世界市場で競争力を確保できるかどうか」と指摘。現在までに明らかになったKF‐Xの状況を見ると、本格的な第5世代ステルス戦闘機とは「多少差がある」という。
(中略)
そのため「性能面でKF‐Xが対等に対抗することは難しい」との評価が出ているという。
(中略)
そのため一部では「欧州の第6世代戦闘機の開発に韓国も関心を持つ必要がある」との主張も出ているという。
(後略)

https://www.recordchina.co.jp/b689172-s0-c10-d0127.html

課題は、それ以前の話だと思う。
韓国人が勘違いしたまま、韓国マスコミも勘違いを助長させる報道を繰り返し、引けなくなった韓国政府が玉虫色の回答をしているせいで、周辺国にまで勘違いが広がっているけれど、そもそもKFXは、陳腐化が進むKF16を「安価に」置き換える為の、「低価格」第4.5世代戦闘機開発計画である。
莫大な開発費が必要な、第5世代戦闘の開発計画ではないのだ。
加えていうなら、元々はF35の代わりにF15SEを導入する事でボーイングから旧世代に属する技術を安価に供与して貰って行う、実質的な米韓共同開発計画だったのに、日本のF35導入にトチ狂った韓国人が、F15SEを入札ルールを破ってまで蹴って、F35を調達した為に、ボーイングからの技術供与という話が完全に断ち切れてしまった。
その後、図々しくもLMにボーイングと同等の技術供与を強請ったが、そもそもF35を先行輸出して貰う事自体が、アメリカに寄る韓国への「軍事支援」なのだから、「韓国はF35を買ってくれるお客様」ではなく、「F35を強請ってアメリカに借りを作った」立場なのに、技術供与なんて貰える筈も無い。
ボーイングが韓国に足元を見られていたのは、相次ぐ入札失敗で新規開発案件を持たないボーイングが、F15の開発チームを解散させないために、韓国の資金が必要だったからである。
F15SEの韓国採用と、KFXへのボーイング参入と言うのは、珍しく韓国がアメリカの足元を見て交渉できる、ピンポイントな案件だったと言えるのだ。
逆に言えば、F35開発が炎上しているとはいえ、量産までこぎつけたLMにとって、韓国は「数多くの客の一人」でしかなく、しかも「開発パートナー国でも無い、アメリカの調達枠を先行して譲って貰う同盟国」である。
貸しはあっても借りは無い立場なのに、韓国が図々しくも技術供与を強請って来た時には、恐らく呆れ果てた事だろう。
更に酷いのが、元々はボーイングの技術を当てにしていたKFX開発に、インドネシアを共同開発国として金を出させていた、と言う点である。
韓国の手元には、インドネシアに渡せる技術なんてものは無く、ボーイングから得られるものを右から左へ流して金を貰う予定だったのが、F35調達でご破算になった為、KFX開発自体が頓挫寸前。
KFXの開発に失敗すれば、当然、違約金が必要になる。
これを払うのが嫌な韓国は、無理やりKFX計画を推進しているが、計画だけは立派だが、成果物と呼べるものは特にない。
記事にあるとおり、21年4月に試作機の初飛行を予定しているらしいが、未だに要素研究すら終わっていないのに、試験機ではなく、一足飛びに試作機を飛ばすというのだから、度胸があるというべきか…いや、単なるアホの無知による無謀行為か。