gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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英国に「我慢の限界」=EU離脱、打開策迫る-欧州委員長(時事通信) - Yahoo!ニュース

英国に「我慢の限界」=EU離脱、打開策迫る-欧州委員長(時事通信) - Yahoo!ニュース

ブリュッセル時事】欧州連合EU)のユンケル欧州委員長は3月31日、イタリア国営放送RAIのインタビューで、英国のEU離脱に関し「英国の友人にはずいぶん我慢してきたが、もう限界だ。これから数時間か数日中に打開策に合意してほしい」と述べ、英国に早急な事態打開を迫った。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000123-jij-eurp

そりゃ、4/12に「なし崩しの合意なきブレグジット(ハード・ブレグジット)」をされるぐらいなら、さっさと決めろ、と言いたくなるEUの気持ちは「当然」だし。
これに対して
関連:メイ英首相、ブレグジットにまた短い延長求める方針 野党へ協力呼びかけ - BBCニュース
がイギリスの答えでは、EUも呆れるしかないだろう。
ただ、メイ首相の発言から見れば、4/12までに候補者を立てて離脱撤回、という選択肢は完全に消えている事が判る。
4/12を越えると、「離脱撤回」という選択肢は完全に消える。
そして、離脱期限の再延長がEUで認められなければ、ほぼ確実に合意なきブレグジット(ハード・ブレグジット)となる。
…ある意味、EUは「イギリスに対する主導権を得た」訳で、1度は延長を認めたけれど、次の延長は「認めない」という可能性も高くなったのではないだろうか。
特定の日付に合意なきブレグジット(ハード・ブレグジット)が来ると判って居れば、資産の避難や、為替投資の逆張りも出来るようになる。
それで困るのは、イギリスだけな訳で、EUのダメージを最小限に出来るのなら、EUとしては合意なきブレグジット(ハード・ブレグジット)を避ける理由が無いし。
追記。
調べてみると、EU側は延長に応じなくも無いけど、条件を付ける公算が高いらしい。
具体的には、「4/12までに欧州議会選挙の候補者を出せ」と。
この条件を飲む場合、5月の投票日まで「離脱撤回」の選択肢が残る事になるが、逆に言うと、なし崩しで離脱できなくなる可能性も高い。
メイ首相の離脱案を否決する議会が、候補者を出す事を認める可能性は低い。
詰みまくってるなぁ。