gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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墜落F-35の中露回収はあるのか?(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース

墜落F-35の中露回収はあるのか?(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース

(前略)
墜落したF-35Aの機体を中国・ロシアが回収するのではないか、という懸念のようです。F-35アメリカのみならず、アメリカの同盟国にも多数配備されることが確実視されています。F-35の情報を実機から入手することは、中ロにとってもアメリカの技術的優位性を崩す切札になるかもしれません。
しかし、アメリカに敵対的な国によって機体回収が行われ、そこからF-35の情報が漏れることは有りうるのでしょうか? 結論から言うと、回収されないに越したことはないが、それほど心配することもないだろう、というのが私の考えです。今回の懸念について、墜落場所の地理的な問題と、戦闘機の技術保護の2点から考えていきましょう。
(中略)
今回、F-35Aが消息を絶った場所は、三沢基地の東約135キロ付近の海上とされています。この付近は日本の排他的経済水域EEZ)内で、近隣国との係争水域でもなく、日本が経済的な主権・管轄権を有しています。
(中略)
他国のEEZ内に沈んだ物体の引揚げ事例として、2001年の九州南西海域工作船事件北朝鮮工作船の引揚げがあります。
(中略)
この引揚げにあたって日本は中国政府と交渉の末、漁業補償を支払うことで引揚げの同意を得ています。
(中略)
近年実用化されたステルス戦闘機では、データの暗号化の他、データの保持に常に通電する必要のある揮発性メモリに重要なソフトウェアを格納することで、墜落時に電源供給が絶たれると自然にソフトウェアが消滅するようにして情報の流出を防いでいます。
(中略)
既に機体から重要なソフトウェアは消えていると思われます。
(中略)
実際、米軍も捜索に艦艇や航空機を投入しており、過去の自衛隊機墜落でここまで米軍が捜索に加わったのは記憶にありません。
(中略)
アメリカにとっても重要だと認識していることの表れで、こんな状況下で他国が回収を試みるのは、火中の栗を拾い行くようなものではないでしょうか。
(中略)
現状では機体が日米以外の国に回収される可能性は低いとみていいと思います。ただ、現場に比較的近い津軽海峡は各国の船舶が多数通過する国際海峡のため、近くを通りかかった船舶が浮上している破片を見つける可能性はあるかもしれませんが……。
(後略)

https://news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20190411-00121862/

工作船事件は、「日本が合法的に工作船を引き揚げ、国際社会に北朝鮮の工作を証明する」という縛りがあり、本件と同一視するのは明らかに筋が違うように思う。
何故なら、中露共に、回収したF35の残骸を公開する必要が無いからだ。
であれば、限りなくグレーの非正規作戦で回収しようと試みる事を否定する論拠にはならない。
また、ソフトウェアに関しては、巨大なハードウェアである戦闘機と違って、米中間で行われている熾烈なサイバー戦、スパイ合戦で「盗めるもの」であるため、ここで回収を狙う物ではない。
実際、F35の設計データや一部ソースコードは過去に流出している。
むしろ、ここは物理的なハードを狙った回収が主になるだろう。
結論から言えば、日米が事故機の回収にここまで必死に取り組んでいる事が証明しているように、残骸を回収されるのは「とても困ること」だし、アメリカが威嚇の為だけにB52を飛ばしたりしているように、中露にF35の残骸を回収され無いように幾つもの手を打つ事と、残骸が中露に回収されるリスクが低い、という事は、全く矛盾せず並立する話である。
まあ、数日で目標海域に派遣できる中露の工作船があるとは考えづらいけど…もし、日本国内に中露の工作拠点があり、工作員上陸用の小型潜水艦があればワンチャン。
ただ、そうした足の短い船が太平洋側にある可能性は低いと思うので、可能性はごく低いと思うが。
あと、「日米の軍艦がウロウロしてる海域に乗り込んできて非合法活動とか…」と言ってる連中は、北朝鮮瀬取りが、世界各国からの巡視船が集まってきている日本海でやってる事を忘れてるんじゃないかな?
海はなんだかんだ言って、とても広いのだ。
それに、日本はスパイ天国である為、中国の工作員が金と暴力で地元の漁師を買収して漁船を出させ、ダイバーを引き連れて墜落海域で活動するだけなら、1日あれば展開できるんじゃないかと。
昔からヤクザ(マフィア)と漁師は近い関係にあるから、伝手もあるだろうし。
…とまあ、疑うだけならいくらでも。
それもこれも、日本にスパイ防止法や国内防諜組織が無いからなんだけど。