イランとの戦争「短期戦」＝米大統領、大規模紛争を否定：時事ドットコム

イランとの戦争「短期戦」＝米大統領、大規模紛争を否定：時事ドットコム

【ワシントン時事】トランプ米大統領は２６日、ＦＯＸビジネスのインタビューで、イランに武力行使することになっても「長引くことはない」と述べ、大規模な戦争には発展しないとの見方を示した。
　トランプ氏はイランとの戦争に向かっているのかと問われると、「そうならないことを望んでいるが、何かが起きても米国は非常に強い立場にいる」と強調。軍事作戦で地上部隊を送ることはないとも述べ、標的を絞った限定的な爆撃のみにとどめる可能性を示唆した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062700265&g=int

湾岸戦争の成功体験が未だに抜けてないんだろうけれど…トランプがキンペーの目の前で、シリアに打ち込んだ５９発の巡航ミサイルが、結局はシリアの秩序回復には全く寄与せず、むしろ最終的にロシアに美味しい所を掻っ攫われた現実とは、どう折り合いをつけるつもりなんだろう。
陸上部隊による制圧とプロパガンダ行動を伴わない、一方的に殴りつけるだけのスタンドオフ攻撃ってのは、当該国民のヘイトを買うだけで、結局は、アメリカに対するテロ攻撃が苛烈になるだけなんじゃないか、と言う疑惑がひしひしと。
余談だけど、湾岸戦争…ハイテク戦争の先駆けと言われる、ハイテク兵器で華々しい戦果を挙げ、一方的な勝利を生み出したアメリカの金字塔だけど、あれから３０年。
アメリカとの戦争の可能性がある国は、ほぼ全て、対応策を考えており、対空装備の拡充と、指揮系統の分散ネットワーク化を終えている。
長年アメリカを宿敵としてきたイランが、そうした対策をしていない筈も無く、シリアと同様に、スタンドオフ攻撃と空爆だけでどうにかしようってのは、虫が良すぎると思う。
地上戦をしないなら、ロシアの様に毒ガスと無差別爆撃までやって、国民の士気を折る位の非道な真似をしないと、無理じゃないかなぁ…。