gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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選挙に行けっていうけど -はてな匿名ダイアリー-

選挙に行けっていうけど -はてな匿名ダイアリー-
いやいや、立派に考えている方だと思うよ。
ただ、あんなぁ、攻略本書いてる奴が、不味い奴だったらどーすんのよ?
というか、今までずっと、マスコミが「何となく悪い奴」という印象操作してて、短期間に何度も政権交代しまくってて、日本では今の安倍政権まで、毎年どころか、半年に一回のペースで首相が変わるような、異常な国だった訳よ。
それが衆愚が「マスコミと言う攻略本」に頼った日本政治の成れの果てな訳。
先の民主党政権が、あまりにも酷くて、インターネットという、政治家が直接国民に情報発信できるツールが、ようやく機能し始めた事もあり、マスコミの印象操作だけでは、操作できない勢力が大きくなって、今に至っているのよ。
ここで、「わしの信じるダメな政治家」を挙げる事はできるけど、それに「右ならえ」しちゃダメなのさ。
だって、わしとあなたで、政治的信条も、立場も、利害も違うから。
だから、結局のところ、「自分の価値判断で、選べる中で最もマシな政治家を選ぶ」という事しかできないし、それ以上がやりたければ、立候補するしかない。
ぶっちゃけ、政治的な信条が全て一致する候補なんて、出てくるわけが無いのだから、やって欲しい事に優先順位を付けて、自分の望む事となるべく重なっている候補を選べばいいのよ。
それ以上の事は、国民の末端では無理だと思う。
ただし、嘘つき政治屋は、きちんと外さないと駄目やで?
例えば、「福祉を充実させます」と「消費税を無くします」を同時に言ってるようなアホとか、「原発は即時全廃」と「CO2削減」同時に言ってるようなアホとか、最初からどっちもやる気が無い。
だから、そうした、矛盾する政策を平然と掲げる。
過去の言動を謝罪もせず、コロリとひっくり返して、風見鶏の様に、耳触りの良い政策を羅列する。
そーいう候補や党は、どんなに自分と考えが似ていても、投票しちゃダメ。
ついでに言うと、「党議拘束」ってのがあって、党が決めた事に対して、所属議員は反対票を出せない。
例えば自民党は、党を挙げて「増税推進」なので、自民党議員で消費税反対の候補を当選させても、彼らが多数派になり、自民党の方針が変わらない限り、その議員は「増税賛成」に投票するか「党を辞める」しかない。
自民党内に、消費税反対の議員を増やす事に意味はあるけれど、今のままだと、「自民党議員で消費税反対の候補」は、投票した国民を裏切る以外の選択肢が無いのだ。
その意味で、今回の選挙は、消費税反対の有権者の場合、投票先が難しい訳よ。
少なくとも、比例で「自民党」って書いた時点で、「消費税増税賛成します」と言うのと同義だから。
かと言って、自分達が消費税増税を立法化した癖に、今更「増税反対」と与党の逆張りしている野党に投票するのも、馬鹿馬鹿しい。
彼らは、一度「増税しません、埋蔵金あります」で政権取ったのに、「埋蔵金ありませんでした」「増税しなきゃ解散しない」と自民党に迫って消費税増税を立法して下野した訳で、今更「増税反対」というなら、なんで当時「増税を盾にして解散した」のかと責められなければならない立場なのだ。
つまり、上に書いた、「嘘つき政治屋」まんまなのよ、連中。
結局は、自分の選べるマシな候補に投票し、今回は、比例も「党名」じゃなくて「候補名」を書いて*1、少しでもマシな候補に票が行くようにするしかない訳。
それが無意味だなんて、そう言ってる奴の存在が無価値なだけで、そうした「世の中を良くしよう」という思いは、決して無駄にはならない。
世論、世相ってのは、そうした「空気感」の中で育つものだから。

*1:もちろん、消費税増税派なら、党名で良い