gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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iPhone廉価版、20年春にも発売へ 米アップル  :日本経済新聞

iPhone廉価版、20年春にも発売へ 米アップル  :日本経済新聞

米アップルはスマートフォンiPhone(アイフォーン)」の価格を抑えた新製品を2020年春にも発売することが4日、明らかになった。有機ELよりも安価な液晶パネルを使い、最新機種より画面を小さくする。アップルが得意としてきた高級機種は中国経済の減速などで販売が落ち込んでいる。廉価版を投入し、韓国のサムスン電子や中国の華為技術(ファーウェイ)などの商品に対抗する。
複数の関係者が日本経済新聞の取材…
(後略)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49400020U9A900C1MM8000/

このニュースを見た瞬間、脳裏に浮かんだのが、爆死したiPhone5Cだったんだけど、他の記事を読むと、iPhoneSEの後継の事らしい。
iPhoneSEは、世間的に「安いiPhone」という印象があるけれど、発売時点(2016/3/31)では、iPhone6s(2015/09/13発売)と同世代のSoCを使った、コンパクトな6sという物であって、6sの16GB版が8万6800円だった頃に、16GB版が5万2800円と、決して廉価版、と言う程に安い訳でなく、実際の所、XsとXrの価格差、2万8千円と大差無い値引きしかしていない「ハイエンドの中くら辺」のお高いスマホだったのだ。
実際、直後の売れ行きは、イマイチだった。
しかし、この後、たった1年半でiPhoneが10万円台に突入した為、最新のiPhoneと、iPhoneSEとの価格差が倍となり、「安いiPhone」というイメージが加速したのである。
更に、MVNOが扱うiPhone、というイメージもあり、余計に安さが印象に残ったのだろう。
しかし、少なくとも、発売直後は「露骨な廉価版」というより、大型化した6sに対して、従来サイズの5Sユーザーの乗り換え先、と言うスタンスだった訳で、その後、4インチサイズのiPhoneの選択肢が無かったから、SEが生き残っていて、相対的に安さが際立っていただけなのだ。
なので、SEユーザーが口を揃えて「安価なSE2を~」というのは、いつも違和感を感じていた。
発売が来年春で、SEと同じパターンを踏襲するなら、SoCは今年発売のiPhone11と同等品になる筈で、わざわざ小型化設計の部品を新造するのだから、良くてXrと同程度の価格帯…税込9万円台後半辺りになると思うんだけど、4年近くも前の端末を後生大事に使い続けるプアーユーザーは、その価格を見て、文句タラタラになるのではないか、と思うのだ。
多分、SEと同じで、最初の年は売れず、翌年値下げして、ようやく売れ始め、4年ぐらい細く長く売り続ける商品になるんじゃないかと。