gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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東京コーヒーフェスティバル公式サイト | TOKYO COFFEE FESTIVAL 2019 autumn

東京コーヒーフェスティバル公式サイト | TOKYO COFFEE FESTIVAL 2019 autumn
たまたま近日開催のイベント一覧を眺めていて、興味を惹かれたので行って見た。
本当は昨日行く予定だったのだが、雨だったし…。
と言う訳で、表参道駅で降りて、てくてくと国連大学へ向かって歩く。
青山ファーマーズマーケットとの同時開催で、開場の11時までは、軽くファーマーズマーケットを冷かし、飲み比べコイン4枚つきのオリジナルミニカップを購入。
これは、1500円。
マグカップ単体で1000円*1、コインは2枚で500円なので、コイン2枚分お得になる、というビギナーセットである。
8コイン付きで2500円のセットもあったが、ミニマグカップとは言え、8杯も飲むのは…と思っていたし、足りなければ2枚単位でコインが買えるのだから、買い足しすればよい、と思った。
30店舗近い試飲ショップがあるのだが、人間が飲める量はたかが知れている訳で、コインも4枚しかないし、とりあえず、海外から出店しているお店を優先しよう、と方針を定める。
まずは空いていた、台湾の「爐鍋咖琲LUGUO CAFE」へ。
こちらのコーヒーは「爐鍋咖琲オリジナルブレンドNo.1」という、台湾産のコーヒー豆を含む、オリジナルブレンドで、KONO式ドリッパーを使って淹れられた珈琲。
アメリカンに近い、軽い飲み口で、尖った部分は無い、飲みやすいタイプのコーヒーだった。
個人的に、アメリカンは好みから外れるので、まあ、こんなものかと。
次に飲んだのが、「COFFEE SUPREME」というニュージーランドのブランドのお店で、グアテマラレッドブルボンというコーヒー豆を試飲できた。
ドリップ式のコーヒーなのに、かなり濃い味わいで、柔らかな酸味と、独特の苦みがある、割と癖が強いタイプの珈琲で、好みが分かれそうな味だった。
3番目は、上海のお店の珈琲…と思ったが、物販と試飲の列がグチャグチャでどこに並べば良いか分からなかったので、スルー。
妙に行列が伸びていた、福岡の「COFFEE COUNTY」というお店に並ぶ。
ここの行列は、ぱっと見でも長かったのに、実は奥でさらに折り曲がっていて、思ったより行列が長く、20分近くかかった。
また、コイン2枚とコイン1枚の2種があり、悩んだ末にコイン1枚の方を試飲する。
コーヒーフェスティバル公式サイトでは豆の産地が「ケニア」と書かれていたが、試飲できたのはエチオピアの契約農場の豆である。
今日飲んだ珈琲の中では、最も珈琲らしい香ばしい香りと、苦みと甘みのバランスが良く、酸味が少ないタイプで、万人受けする高級(スペシャリテ)珈琲といった風情。
最後のコインを使ったのは、「Scrop COFFEE ROASTERS」という都内のお店の珈琲で、ブラジルの豆を使った珈琲。
香りが特徴的で、まるでフルーティなワインの様な香がする珈琲で、味は「COFFEE COUNTY」で飲んだ珈琲から、苦みを少し減らした感じの、バランスタイプ。
苦みが少ない味と、独特な香りも相まって、珈琲と言うよりは癖の無い紅茶に近い印象を受ける味わいだった。
コインを4枚使った所で、昼を程よく過ぎていたので、撤収開始。
短時間で複数の珈琲を試飲できる、というのは中々に貴重な体験なので、割と面白かった。
逆に、期待していた「変なコーヒー器具」はほぼ無く、むしろ東急ハンズの方が変な機器が揃っていたと思う。
正直、金属製のドリッパーとか、今更、珍しくないにも程があるからなぁ。
あと、幾つか気になった点として、専門店のプロが淹れるとは言え、野外の露店で、時間に追われて抽出された珈琲と、お店で丁寧に抽出された珈琲とでは、出来栄えに差があると思われることと、カップを使いまわしするのに、カップをお湯で軽く濯いてから珈琲を注いでくれたのは、ニュージーランドの「COFFEE SUPREME」だけで、他のお店は、前の飲んだ珈琲の飲み跡が残るカップに、そのまま注いでた点。
もちろん、人大杉で洗浄する余裕が無かったのかもしれないが…ねぇ?

*1:KINTOという国内陶器ブランドのミニマグカップ 70mlサイズ。通常サイズ 350ml のマグカップが1700円ぐらいする