gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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数百万人の子どもの目と命を救ったはずの遺伝子組み換え作物「ゴールデンライス」は規制が原因で広まっていない - GIGAZINE

数百万人の子どもの目と命を救ったはずの遺伝子組み換え作物「ゴールデンライス」は規制が原因で広まっていない - GIGAZINE

「ゴールデンライス」は遺伝子組み換え技術によって生まれた、ビタミンAを多量に含むイネです。ゴールデンライスは発展途上国の子どもたちの命と目を救う食品として期待されていますが、遺伝子組み換え作物に対する規制が原因で、困窮している子どもたちがゴールデンライスを食べられない状態が続いています。
(中略)
バングラデシュなどのアジアの貧しい地域では、子どもが食べるものはご飯「だけ」で、他にはなにも食べないというケースがみられます。そのため、ビタミンAを含む食品として米が選ばれたわけです。
しかし、作家のエド・レジス氏は、「発展途上国の子どもたちはゴールデンライスを食べられない」と指摘しています。その原因について、レジス氏は環境保護団体グリーンピースが長年にわたって「ゴールデンライスは世界の貧困問題から目をそらすために仕組まれたデマ」だと声高に叫んできたことも一因だと語っていますが、真の原因は「カルタヘナ議定書」だと述べています。
カルタヘナ議定書は、2003年より発効された、生物多様性に悪影響を及ぼすおそれのある遺伝子組み換え生物の管理・輸出入・使用に関する国際条約です。レジス氏によると、カルタヘナ議定書には、「バイオテクノロジーによる製品が人間の健康や環境に危険をもたらす『可能性がある』場合、規制を講じるべき」という内容があるとのこと。レジス氏は、ゴールデンライスがカルタヘナ議定書によって「無罪だと証明されるまでは有罪」と扱われるようになったと語っています。
(中略)
レジス氏は、「過剰な規制によってゴールデンライスの研究開発が妨害・遅延された結果、数え切れないほどの子どもたちが失明し、そして死に至りました」と語っています。
(後略)

https://gigazine.net/news/20191028-block-on-genetically-modified-golden-rice/

「地獄への道は、善意で舗装されている…」という言葉を地で行く現実に、ため息しか出ない。
緑豆がロクな事をしないクズだという事は判ってるから良いとして、「カルタヘナ議定書」に関しては、決して悪意のある話でも、根拠が無い話でもない。
ただ、「疑わしいなら止めておけ」というリスク管理のルールを「国際条約化」してしまったが故に、命の選択肢としてすら挙げられない状態になってしまった、という罪作りな話。
しかも、本当に悪い話だろうか、と言われれば、仮に米しか食えない貧民の子が、ビタミンA「だけ」が足りて、失明せず大きく育ったとしても待っているのは、ほぼ確実に人口爆発による過当競争による貧困死であり、そもそもの人口爆発と不足するあらゆるリソース、と言う問題が解決しなければ、遠からず苦しい貧困死に至る訳で、現世と言う苦界で苦しむ時間が延びるだけ、と言う話でもある。