gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

イラン軍 撃墜を認める ウクライナ機墜落 人為的なミスで | NHKニュース

イラン軍 撃墜を認める ウクライナ機墜落 人為的なミスで | NHKニュース

アメリカとイランの軍事的な緊張が高まっていた今月8日、180人近くの死者を出したウクライナの旅客機の墜落に関して、イランは誤って撃墜したとして謝罪の意を示しました。欧米各国がイランによる撃墜を主張し、原因究明の動きが本格化する中、この問題での対立の長期化を避けたいという思惑があるとみられます。
今月8日、イランからウクライナに向けて首都テヘラン近郊の空港を飛び立ったウクライナ国際航空の752便は離陸後まもなく墜落し、180人近い乗客乗員全員が死亡しました。
旅客機が墜落したのは、イランがアメリカ軍のイラクの拠点を攻撃した4時間後で、欧米各国はイランが誤ってミサイルで撃墜したとの見方を示していました。
イランは当初、撃墜を全面的に否定していましたが、イラン軍は11日、声明を発表し、「ウクライナの旅客機は人為的なミスによって攻撃された」として、一転して旅客機を撃墜したと認めました。
声明でイラン軍は「旅客機が旋回時に革命防衛隊の重要な施設に接近し、飛行形態や高度から敵の航空機にみえた」として、敵機と誤認して攻撃したという認識を示しました。
これを受けて、ロウハニ大統領は声明で「この悲劇の遺族に深い哀悼の意を表し、必要な手だてをとって罪を償いたい」として、犠牲者や遺族に謝罪の意を示しました。
一方で「イラン軍はアメリカによる威嚇と攻撃に備えて100%の警戒態勢にあり、これが人為的なエラーにつながって誤射を起こしてしまった」として、アメリカが緊張を高めたことが事故につながったと主張しました。
墜落した旅客機の乗客にはイラン国籍の82人とカナダ国籍の57人、またウクライナスウェーデンアフガニスタン、ドイツ、イギリス国籍の人が含まれていて、カナダやイギリスなどはイランに調査団を派遣する方針を示しています。
またイラン側もこれを受け入れる姿勢を示し、10日にブラックボックスの解析など調査を始めたことを明らかにしていました。
イランとしては欧米各国の原因究明の動きが本格化する中、これに先立って独自に調査した結果としてみずから撃墜を認めることで、この問題での対立の長期化を避けたいという思惑があるとみられます。
(後略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200111/k10012242451000.html

トランプ…と言うよりアメリカ軍が戦争をしなかった理由の一つに、この撃墜事件があったというのは、穿ちすぎだろうか。
もし、トランプが全面戦争を決断していた場合、イランは嬉々としてこの「撃墜」をアメリカの軍事行動の結果だと主張して、「なすりつけ」に走った事は想像に難くない。
事実、事故直後はイラン政府は撃墜していない、と明確に否定していたからだ。
更に言うなら、「アメリカが緊張を高めたせいだ」というなすりつけは既にやっているし。
…しっかし、今回の件でイランの防空性能の低さも露呈した。
緊張が高まれば、無関係な民間機が誤射されるような国に、好き好んでいく外国人は居ない訳で、アメリカ相手に上手い軍事パフォーマンスを成功させた一方で、今回の失点は、小さくない傷になったと思う。