gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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高須院長、進次郎議員の育休取得に「歓迎できない」「公務優先は公僕の義務」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

高須院長、進次郎議員の育休取得に「歓迎できない」「公務優先は公僕の義務」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

高須クリニック高須克弥院長が16日、ツイッターを更新し、小泉進次郎環境大臣が2週間の育児休暇を取得する考えを表明したことに「僕は公務より育休を優先させる空気なんか歓迎できません」と進次郎大臣の育休取得に反対の意向を示した。
高須院長は進次郎大臣の育休取得表明の記事を添付。その記事には進次郎大臣が「制度だけではなく、空気を変えないと、取得する公務員も増えていかない」とコメントしていると紹介している。
これに高須院長は「僕は公務より育休を優先させる空気なんか歓迎できません」とピシャリ。「公務を辞任して育休に専念するか、育休を返上して公務に専念することを望みます。公務を優先するのは公僕の義務だと思います」との持論を展開した。
進次郎大臣の妻・滝川クリステルが今月、出産予定であることから、進次郎議員は15日、第1子誕生後の3カ月間で勤務時間の2週間分を育児に充てるとの考えを示した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000039-dal-ent

個人的には、明示された制度、権利があるのなら、その利用を主張する事に否やは無い。
もちろん、一般公務員も同様なので、「公務を優先するのは公僕の義務」という意見に賛成はできない。
ただし、議員は別。
それも、大臣が、とか辞任してからやれ、と言う話。*1
一般公務員は、普通の職業であり、立場こそ少し特殊ではあるが、職業選択の自由の範囲内の仕事である。
待遇が気に入らなければ辞めるのも自由であり、その責任には、自分一人分の責任しかない。
バブル崩壊後は「でもしか先生」なんて言葉は遠くに去り、就職困難にもなったが、キャリアを除けば一般公務員の採用は、本来はそれほど苛烈な物では無かった。
つまりは、普通の「仕事」だ。
たかが「一般公務員の権利と給料で、奴隷のように働け」なんて押し付けは、すべきでない。
対して国会議員は違う。
立候補するだけで数百万の供託金が必要であり、そもそも「収入の多寡で選ぶ仕事じゃない」事が、最初から求められている。
そして、最低でも数十万人から票を集め、支持されねばならず。その背に背負うのは、その票に仮託された国民の命である。
それ故に、一億二千万人の国民から、両院合わせてたった710名だけ選出された、国民の代表*2として、持たされた権利と義務は国家に直結するものである。それが政権与党の大臣ともなれば、どれだけ巨大な物かは、言うまでもない。
ぶっちゃけ、世界3位の経済大国の、たった十数名の大臣級閣僚って、世界60億の人口の中でもトップ100名に入る重要人物とさえいえる。
議員給料の多寡について、ここではあえて触れないが、そんな立場の人間が、「公人」として国に、国民に奉仕する事より、「私人」の権利を優先させるならば、それは「その立場に相応しくない精神性」と言わざるを得ない。
上でも書いたが、議員を辞めてからゆっくり育児に人生を費やすべきだ。
二度と、議員なんか望んじゃいけない。
どうせ、仕事無くても、遊び暮らすだけなら、残りの人生困らないだけのカネはあるんだろうし。
でなけりゃ、二世国会議員なんてやってる訳も無いし。

*1:むしろ、育児休暇を取って回る程度の仕事をしていないのか、と驚くレベル。霞が関で議員の為に睡眠時間と寿命削って仕事をしている官僚とかに、申し訳なく思わないのだろうか?

*2:単純に割っても1人16万人の国民の信を預かってる立場だ