gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

米海軍、コロンビア級原潜建造のためイージス艦や攻撃型原潜調達を大幅削減 -航空万能論GF-

米海軍、コロンビア級原潜建造のためイージス艦や攻撃型原潜調達を大幅削減 -航空万能論GF-

米海軍は2021年からコロンビア級原子力潜水艦の建造に着手する予定だが、同艦の建造は艦艇建造予算の20%~40%を占めるため他の艦艇建造に大きな影響が出ることになる。
(中略)
米海軍はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を搭載したオハイオ級原子力潜水艦を更新するためコロンビア級原子力潜水艦を2021年から建造する予定だが、同艦の建造費は海軍が艦艇調達のために割り当てる予算の20%~40%を占めることになるため、米海軍は2025年までに調達する艦艇の数を当初計画していた21隻から11隻へ削減することになった。
(中略)
米海軍もコロンビア級原子力潜水艦が他の艦艇建造に大きな影響を与えることは承知していたので、海軍の艦艇建造予算とは別にコロンビア級原子力潜水艦の建造費を割り当てて欲しいと説得を続けてきたが、結局、この説得は失敗に終わってしまった。
(中略)
そのため米海軍はコロンビア級原子力潜水艦の建造費を艦艇建造予算から捻出するため、アーレイ・バーク級駆逐艦バージニア原子力潜水艦の調達数を削り、タイコンデロガ級巡洋艦や沿海域戦闘艦の退役を加速させることで帳尻を合わせようとしている
(後略)

https://grandfleet.info/military-news/u-s-navy-drastically-reduces-aegis-warships-and-submarine-procurement-to-build-columbia-class-submarines/

アメリカの生命線と言うか、超大国同士の相互確証破壊を担保する、戦略原潜のリプレースの遅延は、イコール世界平和と安定の揺らぎに直結する。
アメリカの経済制裁で金が無いロシアですら、24年掛けて老朽化していた戦略原潜の更新を進めており、今も順次就役させているし、その「次」の開発に着手しているというのに、アメリカは軽く40年以上前のオハイオ級を改修しながら使ってる状況。
いくら戦略原潜は「聖域」と言われる安全な海域に居るとはいえ、潜水艦は老朽化と言う問題もある。
戦略原潜の為なら、そりゃ「失敗作」のタイコンデロガ級沿海域戦闘艦(LCS)を切り捨てる位、するわなぁ。
問題は、結果的にアメリカ海軍の艦艇が、老朽化したまま据え置かれる、と言う事だが。