gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

「これって社会の脆弱性なのでは」”時給や日給で働く人の増加”は、結果として”パンデミック悪化”を招くのではという意見 - Togetter

「これって社会の脆弱性なのでは」”時給や日給で働く人の増加”は、結果として”パンデミック悪化”を招くのではという意見 - Togetter
何を今更、というか、遥か昔から都市部で疫病が発生してバタバタ人が死ぬ、なんてのを幾らでもやってて、それでもなお人間が都市部に集まってくるのは、農村で余ったヒトが仕事を求めてくるからって、古代メソポタミア文明の頃から変わらんやろ。
ギルガメッシュ叙事詩(紀元前12-1300年頃)には四災厄の一つとして「疫病」が挙げられていたとゆーのに。
ただ、昔と今の違いは、「交通機関の発達により、ヒト・モノの移動距離が飛躍的に増えた」点にある。
だから、昔なら新型コロナウイルス(COVID-19)だって、武漢周辺だけで猛威をふるって終了だった。
しかし、経済発展して海外旅行とかするようになった中国人が、バンバンと海外に出かけるようになって、新型コロナウイルスを世界中に拡散させたってだけの話。
つまり、「社会の脆弱性」としては「今更」の話で、むしろ「世界が狭くなった結果、エンデミック(地域流行)からパンデミック(汎発流行)へと拡大する問題」は、どちらかというと、「ヒト・モノの流動性の高い時代に、どう疫病を封じ込めるか」という、疫学の話であり、「時給や日給で働く人の増加による、病気を押して働こうとする人たちの問題」は、通常のインフルエンザでも発生していた「今更」の話。
むしろ、その辺は昔の方が酷かったまであるので、今回の新型コロナウイルス(COVID-19)にしろ、前回のSARSにしろ、「今まで見えなかった疫病の拡散」が、SNSやらの発達で「可視化された」結果、過剰に危機感が煽られているって一面もあると思う。
とゆーか、繰り返すけど、死亡率にしろ、ヤバさでは間違いなくSARSの方が上だったのに、「あの程度」の結果で済んだのは、「実はSARSだったけど、季節性インフルで死亡が計数された人が多かった疑惑」とかもあるけど、結局は、感染率も死亡率も、医療リソースの枯渇で、対症療法的な対応すら取れなくならない限り、例年の疾病死者数に世界中全部合わせて4桁くらい増える程度の話でしかない…という話。*1
この事実を前に、新型コロナで世界終了とか言ってる連中が、どれだけ滑稽か、理解できるだろう。
多分、中国人の渡航禁止より、世界中でヤニカスを滅ぼした方が、死人減るで?

*1:なお世界人口は10桁を超えてるし、1年間に5690万人が死亡しているが、その内54%がトップ10の死因で占められ、虚血性心疾患と脳卒中が1・2位の断トツで、次が慢性閉塞性肺疾患で、これは喫煙が原因で発生する病気である。ヤニカス死すべし慈悲は無い。それはさておき、そのトップ10の死因の中に、インフルエンザは入っていない。参考:https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/310.pdf