離島防衛 滑空弾、対空母も検討 速度や射程向上へ 防衛省 - 毎日新聞
離島防衛 滑空弾、対空母も検討 速度や射程向上へ 防衛省 - 毎日新聞
防衛省が離島防衛用の新型ミサイルとして2026年度の配備を目指している「島しょ防衛用高速滑空弾」について、対艦艇も視野に入れた性能向上を検討している。南西諸島防衛の際、地上からも対応できる体制を整えたい考えで、空母の甲板も貫ける新型弾頭の装着を見据える。ただ、自衛隊装備の長射程化や強力化が進めば、専守防衛との整合性を問われる可能性があり射程を最大500キロ程度に収めるなど配慮する方針だ。
https://mainichi.jp/articles/20200225/ddm/002/010/080000c
高速滑空弾は、地上で打ち上げたロケットから、空気抵抗の少ない大気圏上層で弾頭部分を分離し、超音速でグライダーのように滑空する新型のミサイル。全地球測位システム(GPS)などでの誘導を受けて複雑な軌道で飛行することも可能で、従来のミサイルよりも迎撃が困難とされる。
(後略)
韓国が、北朝鮮相手には不要な長射程兵器*1を開発・調達して、露骨に対日戦力を増強する姿勢を30年以上も継続しているのに対して、日本は2/3世紀近くも射程150kmを超える兵器を頑なに開発・配備しようとせず、88式地対艦ミサイルも、射程はもっと伸ばせたにも拘らず、政治的な理由で射程を150kmに制限されたし、2004年に島嶼防衛に必要として300km程の射程の巡航ミサイルとしても最低ラインの射程しか持たないブツを望んだが、公明党の反対で潰されてしまっている。
結果、喫緊の問題として島嶼防衛に巡航ミサイルが必要になった近年、外国製の巡航ミサイルを高値で買う羽目に陥っている。
日本の場合、国土が南北に長く、領海の広大さから考えて、亜音速と鈍足で、攻撃にしか使えない巡航ミサイルはともかく、極超音速で飛ぶ弾道ミサイルやブーストグライド兵器なら、安全な後方陣地から前線を短時間で打撃できるので、迎撃戦にも使えるから、射程1500kmあっても足りない位なんだけどね。*2
射程が短くなれば、抑止用の見せ兵器だとしても、配備数を増やさないといけなくなる訳で、日本に金が無い、防衛費を減らせと言う割に、野盗…もとい、野党がかえって金のかかる方法ばかりに抑制するのは、マジクソだと思うわ。
…つーか、あと5年ぐらいで中国の軍備がアメリカの太平洋方面に展開できる全軍備量を超越して、中国の地域は県が確定し、同時に米中関係が完全に破局するリスクが極大化するだろう現状、とっくに憲法9条の呪いが解けてないと、困るんだけどなぁ…。
震災復興にせよ、原発の再稼働にせよ、憲法改正にせよ、思うように進まず、むしろ経済を悪化させる消費税の増税だけが、順調に実施されたという悪夢のような現実は、どうにかならんものか。