gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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もはやこれで十分? 新型「iPhone SE」には、大半のユーザーが求める機能と性能が詰まっている:製品レヴュー|WIRED.jp

もはやこれで十分? 新型「iPhone SE」には、大半のユーザーが求める機能と性能が詰まっている:製品レヴュー|WIRED.jp

アップルの新型「iPhone SE」が発売された。小型かつ低価格なiPhoneとして久しぶりに“復活”した新モデルは、現時点で最上位モデルと同等のプロセッサーを搭載し、カメラやディスプレイなどの性能も必要以上のレヴェルだ。先進的なところはないが、多くのユーザーが十分に満足できる良質なiPhoneに仕上がっている──。『WIRED』US版によるレヴュー。
(後略)

https://wired.jp/2020/04/25/apple-iphone-se-2020-review/

このiPhoneSEは、コスパは間違いなく現時点で素晴らしい物であり、現時点で8以前のレガシーなiPhoneユーザーなら、迷わず買い替え推奨だと思う。
個人的に、7Plusを使ってる自分も、iPhoneでFGOをプレイしていたなら、買っていたかもしれない。
ただ、逆に言うと、2年ごとにiPhoneを買い替えているような、本来的にAppleが顧客として見ている裕福なコアユーザーは、そもそも廉価版のSEなんて歯牙にもかけない、だろう。
これは、新型iPhoneSEの致命的な部分として、5G非対応である所にある。
元々SEユーザーは性能的に劣っても5年以上も使い続けてしまう程に、ケチで保守的なサブプライム・ユーザーであり、5Gに移行するのも最後発になるだろうユーザーではある。
彼らは、昨年からスタートした5Gの普及期となる2022年頃にも買い替えないだろうし、2025年辺りまで4Gに縛られる事になる。
Appleは、ハードの販売からサービスの販売へと軸足を移しつつある中で、高速大容量な5Gは、本来なら1日でも早く移行したい、と言うのが本音なのだが、年1のモデルチェンジで、しかも最新技術の取入れが遅いiPhoneは、5G対応機を出すのは最短で今年末発売の12からになる。
この12ですら、ミリ波対応版は北米限定…なんて噂があるほどで、本格的な5G対応は2021年下旬になるだろう。
今年の後半にはAndroidは5G対応機種一色になるだろう状況で、既に出遅れの感はあるのだが、まあAppleとしては、5G向けのサービスオンを21年に向けて頑張っている、と予想できる訳だ。
んが、その時点ではSEユーザーは購入2年目。
買い替えなんてまるで考えていないだろうし、その癖、Appleの最新サービスが受けられる、と、間違いなく信じているだろう。
つまり、Appleにとって、5Gに特化したフルサービス開始は、その時点で無理となる。
サービスで儲けたいAppleにとって、4Gで長く使われるヒット機種は、足枷以外の何物でもないのだが、あえてこの時期にSEを出すしかなかった。
でなければ、貧乏でケチなSEユーザーは、全て安価なAndroidへ流れてしまうからだ。
来年出ると言う、SE Plusが5G対応するなら4G版のSEは1機種となり、限定的なユーザー数に収まるかもだけど、対応しなければ、多分このSEが、Appleにとって、悪評の源泉になりうるかも。
まあ、そもそも、iPhone12でも醜いノッチ(M字ハゲ)が解消されないという時点で、ホント物欲が削がれてるんだけどね。