gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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13年ぶり海自の新型潜水艦、「たいげい」進水…女性専用区画も : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

13年ぶり海自の新型潜水艦、「たいげい」進水…女性専用区画も : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

海上自衛隊の新型潜水艦の命名進水式が14日、三菱重工業神戸造船所(神戸市)で行われた。
新型艦の進水は2007年以来、13年ぶりだ。「たいげい(大鯨)」と名付けられた。今後、建造される潜水艦は、たいげい型となり、名前には「げい」が付く。海自によると、潜水艦名には海洋の自然現象や水中動物、縁起が良いとされる生物名を付けるという基準があり、おやしお型(9隻)の「うずしお」や「くろしお」、そうりゅう型(11隻)の「うんりゅう」「はくりゅう」などがあった。
くす玉が割られ進水した新型潜水艦「たいげい」(14日午前11時33分、神戸市兵庫区で)=八木良樹撮影
「たいげい」は全長84メートル、全幅9・1メートル。水面下の船体の深さは、そうりゅう型より0・1メートル深い10・4メートルで基準排水量は約50トン増の約3000トンだ。艦内構造を変えて居住性を向上させ、女性専用の区画も設けた。
21年3月頃には、そうりゅう型の最後となる「とうりゅう」が就役。22年に「たいげい」が加わると、海自の潜水艦は22隻体制となる。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201014-OYT1T50268/

基準排水量は、そうりゅう型から小さな伸び幅になっているし、機関もAIP機関からバッテリーとディーゼルの組み合わせへ…2代前のおやしお型へと回帰しているなど、一見、そんなに変更が無いように見える…が。
そうりゅう型就役以降の、次世代潜水艦研究を惜しみなく投入した結果、それでなくても静粛性の高い通常動力潜として有名な日本の潜水艦が、更に静粛性向上されている他、ソナーなどの探知機性能が向上し、最新の18式魚雷を装備して戦闘力も一段高い領域へと引き上げられている。
元々、前級のそうりゅう型の時点で、X舵や潜水艦魚雷防御システム(TCM)の導入といった、新技術の導入を積極的にやって、はるしお型からのワンランクアップを果たしている訳で、今回も順当に新技術を採用してるし、日本の国情に合わせた兵器と言う点では、国産兵器だけあって最良の一つと言える域に達しているんじゃないかと思う。
ん、じゃ、世界最強の潜水艦かって?
んなわきゃない。
世界最凶の超軍事帝国アメリカ合衆国攻撃原潜を相手にしたら、優位を生かした待ち伏せならワンチャン勝負になるけど、正面から殴りあったら勝ち目が殆ど無い程度には原潜とディーゼル潜の間には、格差があるでよ。
原潜は全速で幾らでも飛ばせるし、酸素も水も使い放題。食料が尽きるまで潜って居られるけど、バッテリー駆動のディーゼル潜は、あらゆる活動に手持ちの電力を遣り繰りしなきゃならん。この時点で、圧倒的に不利になるから。
静粛性もアメリカの原潜は世界最高レベルの性能だし。